研究課題/領域番号 |
22K11246
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
瀬戸 僚馬 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (20554041)
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研究分担者 |
奥平 寛奈 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 講師 (90756785)
石田 開 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所, 電子技術部, 研究員(任期無) (40745105)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | Point of Care / RPA / 看護業務支援システム / 看護情報学 / 地域包括ケア病棟 / 看護支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、地域包括ケア病棟において自動認識技術を用いて”Point of Care(POC)データ”を収集し、そのデータを機械学習によって処理・分析し、看護・介護業務支援システムを通じて「早期に介入すべき観察・行為」の情報を、看護職員、介護職員、及び看護補助者等に迅速に還元することにより、ケアの質を高めつつ効率性の向上を図る手法を開発するものである。
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研究実績の概要 |
研究初年度となる2022年度は、Point of Care(POC)データの取得方法に関する基盤構築を中心に行った。バイタルサインなど以前から収集しやすかったデータに加えて、主観的な症状の把握をどのように行うか、あるいは患者や看護師が言語によって発生させたデータをどのように構造化データに置き換えるかを、日本医療情報学会看護部会病棟デバイスWGの会議などの場も活用して議論した。 また、従前の基盤研究(19K11180)で行った調査では、ベッドサイドに固定したカメラを通じて情報収集する方法には現場として感じる違和感が強いことなども考慮し、むしろ巡回ロボットを用いてカメラを固定せずにPOCデータを収集する方が適切でないかと考え、仮想病棟にプログラミングロボットを巡回させる方法の検討を行った。 このようなPOCデータ取得の技術的手法検討と同時に、臨床的にどのような場面でPOCデータを取得し、活用するのが望ましいかというユースケース検討も必要であるため、従前の基盤研究の成果も活用しながら上記WGの場を積極的に活用し、臨床判断の一部をRobotic Process Automation(RPA)に置き換える累計の検討を行った。その結果RPAレベル1の段階から2に引き上げるためのユースケース同定を行い、レベルに応じたPOCデータ活用のパターンリストの作成を行うことができた。このパターンリストを活用して次年度以降の実装研究につなげる目途をつけたと同時に、これらのユースケースについて専門誌への執筆等のアウトリーチ活動を行い、現場への浸透を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に則って実装場面の同定を行い、予備実験も遂行できているため。
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今後の研究の推進方策 |
渡航制限が緩和されたことを受けて海外の研究協力者を通じた海外事例の収集を活性化し、POCデータ基盤の構築に結び付けていきたい。
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