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重度知的障害者の肥満改善に向けた母親への介入プログラムの効果測定

研究課題

研究課題/領域番号 22K11247
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関名古屋女子大学

研究代表者

野中 光代  名古屋女子大学, 健康科学部, 助教 (50269651)

研究分担者 柳澤 理子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30310618)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード知的障害 / 肥満 / 母親 / 行動分析学 / 行動分析 / 自閉症
研究開始時の研究の概要

研究デザインは施設ごとのクラスターランダム化比較試験。
研究参加者は障害者通所施設の看護師、保健師、管理栄養士と、重度知的障害者母子、介入群と対照群各20組とする。介入群には始めに、研究者から看護師等に介入方法の研修を行い、母親に介入を行ってもらう。ベースライン2週間、介入期間4か月、フォローアップ3か月とする。プライマリーアウトカムは体重・腹囲とし、看護師等が測定し、二元配置分散分析を行う。セカンダリーアウトカムは子どものターゲット食品摂取量・こだわり得点、母親の望ましい行動の生起の有無とし、母親が家で記録し、看護師との面談時に持参し、週平均を視覚的に分析する。

研究実績の概要

成人重度知的障害者の肥満を改善するために、「自閉症を伴う重度知的障害者に対する母親の肥満容認プロセス」と「行動分析学」をもとに作成し、研究者が9例で減量効果と実施可能性を検証した「ノーバトルパターン崩し減量プログラム」を自閉症以外の重度知的障害者にも範囲を広げ、障害者施設の看護師や管理栄養士が実施して効果と実施可能性を検証することを目的に実施した。RCTのプロトコールは実施前に、UMINに登録した(UMIM-CTR ID;UMIN000047478)。データ収集は2週間のベースライン、4か月間の介入、フォローアップ期間は介入終了後3か月間であった。
昨年から引き続き、令和5年12月までに、17施設の看護師等19人が、31組の重度知的障害者母子を対象に、デイセンターごとのクラスター無作為化比較試験を実施した。最終的に、15施設看護師等17人が、介入群15組、対照群13組、計28組のフォローアップまでのデータ収集を終えた。プライマリーアウトカムは体重と腹囲で、群別のフリードマン検定の結果、介入群では、体重の有意な減少と、腹囲の減少がみられたが、対照群では変化がなかった。成人の抵抗は少なく、
母親の実施率は高く、一日の摂取量は減少した。
研究成果を令和6年3月6日7日に香港で開催された27th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS) でポスター発表した。現在英語論文投稿の準備をしており、令和6年度の採択を目指している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

学会発表が終わり、現在論文投稿を進めており、おおむね順調である。

今後の研究の推進方策

現在ネイティブチェック中である。論文投稿を進めていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effect of a weight loss intervention by mothers for adults with severe intellectual disabilities: A cluster randomized controlled trial2024

    • 著者名/発表者名
      Mitsuyo Nonaka, Satoko Yanagisawa
    • 学会等名
      The 27th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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