研究課題/領域番号 |
22K11252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 川崎市立看護大学 |
研究代表者 |
松田 有子 川崎市立看護大学, 看護学部, 准教授 (20745393)
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研究分担者 |
山邉 悠太 東京医療保健大学, 医療保健学部, 助教 (90961657)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 産業看護職 / 救急対応 / アプリ / 救急対応能力 / AI / 人工知能(AI) / アプリケーション(アプリ) |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、AI技術を活用した産業看護職の救急対応を支援するアプリケーションを開発する。まず、アプリケーションの開発に必要なデータには、これまでの研究で明らかとなった産業看護職の役割、組織の要因、個人の要因を活用する。加えて、グループインタビューで事業場で多く発生する創傷、急性腹症、熱中症の対応方法について、インターネット調査で対応等の有無を明らかにする。次に、創傷、急性腹症、熱中症の救急対応に対し、アプリケーションに必要なコンテンツを作成する。最後に、アプリケーションをAIの機械学習の技術を活用して開発し、公開する。
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研究実績の概要 |
本研究は、人工知能(artificial intelligence:AI)技術を活用して、産業看護職の創傷処置、急性腹症、熱中症の救急対応を支援するアプリケーション(アプリ)を開発することを目指す。 2022年(初年)度は、救急対応に関するアプリケーションの構築に必要なデータの集積することを目的に、産業看護職に対し、創傷、急性腹症、熱中症を中心に、実際に体験した場面について半構造的インタビューを行う予定であったが、体験だけではアプリの開発に必要な情報を得ることは困難であると判断し、創傷、急性腹症、熱中症患者を受け入れる救命救急士や初療を担う救命救急センターの医療スタッフを対象にグループインタビューを実施した。 2023年度は、グループインタビューの結果を反映し、3つの疾患に関する内容と産業保健特有の内容に分けてアプリの設計を行った。さらに、これらの内容をAndroidおよびiPhoneデバイスにインストールして利用できるようにし、症状に応じて緊急度の判断や現場の情報収集を行い、適切な対応が取れるように設計した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度の予定は、インタビュー結果からをアプリに必要な情報を収集しコンテンツの作成を行うことで、これらの内容を予定通りに進めることができた。しかし、産業保健特有の内容については、必要な情報のインプットとアウトプットのタイミングを決定するまでには至らなかったため、公開前の検証が必要である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度はアプリの公開に向け、産業保健独自の内容を反映させたアプリの設計と検証を行う予定である。
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