研究課題/領域番号 |
22K11274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
和田 直子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (60646644)
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研究分担者 |
杉本 洋 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (20440472)
宇田 優子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (70597690)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 後回し / 生活習慣 / 健康管理 / 就業意欲 / 健康状態 / 両立 / 産業看護職 |
研究開始時の研究の概要 |
研究者は、これまでの調査で、家族の健康を優先して自分の健康管理を後回しにしている母親の中には健康状態が悪化している者がいて、就業意欲の低下につながっている可能性を見出した。だが、具体的な後回しの生活習慣とは何か、後回しすることで健康にどのような影響が生じるのか、母親の生活習慣や健康状態と就業意欲は関連するのか、は不明のままである。そこで本研究では母親の後回しの具体的な生活習慣と健康状態の実態把握、および生活習慣や健康状態と就業意欲の関連を明らかにする。これにより母親の後回しの生活習慣の改善に着目した「就業意欲の低下を防ぐ支援方策」の一端を産業看護職の視点から探る。
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研究実績の概要 |
2022年度は、母親の具体的な後回しの生活習慣の実態調査を行った。2022年11月24日~11月25日、未就学児を抱えながら仕事をしている女性を対象にweb調査を実施した。その結果、1,910名の女性から回答が得られ、計4,394個の後回しの生活習慣の項目を回収することができた。4,394項目のうち最も割合が高かった生活習慣は運動不足(時間がない、気力がない)であった。次いで、食生活の悪化(早食い、食べない、不規則な食事時間、栄養バランスが悪い、子どもの残り物、レトルト食品、間食、暴飲暴食など)、受診できない(時間がない、子連れでは受診できないなど)、睡眠不足(育児・家事のため寝る時間を確保することができない、睡眠リズムの乱れ、睡眠の質の低下など)の順であった。2022年度は今後の調査につながる基礎データが得られたため、2023年度以降に健康状態と就業意欲の実態を調査し、これらの結果と後回しの生活習慣との関連を分析していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通りに調査を行っている。2022年度の調査で得られたデータは、2023年度以降のweb調査につながる基礎データであった。そのため2023年度に予定しているweb調査についても、web調査会社との打合せが終了次第、すぐにでも開始できる状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に行った後回しの生活習慣の実態について、分析が終了次第、国内誌への投稿を進める。また分析が終了次第、分析を結果を用いた次のweb調査に着手する。具体的には、後回しの生活習慣が、健康状態や就業意欲と関連しているか否かを調査する予定である。
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