研究課題/領域番号 |
22K11278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
谷口 俊恵 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (20757455)
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研究分担者 |
寳田 穂 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (00321133)
立岩 真也 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (30222110)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 薬物依存症者 / 家族支援 / 家族観 / 薬物依存症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、薬物依存症者の家族を対象にしたインタビュー調査により、依存症者と物理的・心理的距離を置くことに関連して、新たに形成される「家族観」およびその形成に影響する因子を多角的・多面的に検討することにより、薬物依存症者の家族支援における新しい知見を得ることを目指すものである。
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研究実績の概要 |
薬物依存症者の回復において、家族が依存症者と物理的・心理的距離を置くことは、依存症者自らが薬物の問題に向き合わざるを得ない状況を作り出すため、非常に有用とされる。しかしながら、その関係性は事情を知らない周囲の人からは「普通ではない」家族の姿に映ることが、薬物依存症者の家族の心に葛藤を生じさせている。それは、自身の持つ「家族観」を揺るがす体験でもあり、「依存症者のために」と頭では理解できても、受け入れることは容易ではない。だが、その一方で、新しい家族観が形成されることにより、社会通念とは異なる家族のあり方にも肯定的な意味を見出し、依存症者の回復の支援者としての力を発揮する家族もいる。 本研究は、そのような「家族観」の変容をテーマに、家族の姿を如実にとらえることにより、薬物依存症者の「家族の置かれている状況や現行の家族支援における課題を明らかにすることを目的に行うものである。 2022年度においては、研究着手の準備として、研究計画を倫理審査委員会にて諮り、また、「依存症者の家族」をキーワードに検索した文献を取り寄せ、依存症者を家族に持つ人たちの抱く困難やその姿の描かれ方について考察を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度においては、在籍する研究機関の倫理審査委員会にて審査をすませ、研究に着手できる状態にまで至ることができた。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、研究対象者へのアクセスが困難な状況は依然としてあり、研究の進行は大幅に遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
これまでのネットワークを使い、研究対象者へのアクセスを図る。
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