研究課題/領域番号 |
22K11286
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
原 仁美 神戸大学, 医学研究科, 助教 (40437489)
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研究分担者 |
竹森 俊幸 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20884456)
河本 旭哉 神戸大学, 医学部附属病院国際がん医療・研究センター, 医学研究員 (30420558)
藤原 周一 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (50909710)
秋末 敏宏 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (90379363)
深瀬 直政 神戸大学, 医学部附属病院国際がん医療・研究センター, 特命助教 (60579324)
澤田 良子 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (30648308)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | サルコペニア / 経皮的炭酸ガス療法 |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニアについては明らかにされていない部分も多く、予防や治療法の確立が望まれる。現在のところ、有効な治療法としては運動療法だけであり、薬物治療や栄養療法についての有効性は不明である。サルコペニアは高齢者の運動機能、身体機能の低下として問題となるが、高齢者では、運動器の疾患による疼痛やしびれなどを有することが多く、さらに運動制限や認知機能や気力の低下もあるため、運動療法を習慣化させることが困難である。経皮的炭酸ガス療法は運動能力が低下した状態においても施術が可能で低侵襲な新規治療法として、サルコペニアに対して有効であることが示されれば、高齢社会において大きく貢献することが可能であると考える。
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研究実績の概要 |
サルコペニアの成因や病態については明らかにされていない部分も多く、基礎研究が進行中であるが、臨床的には診断ガイドラインも作成されており、予防や治療法の確立が望まる。現在のところ、有効な治療法としてエビデンスが示されているのは運動療法だけであり、薬物治療や栄養療法についてのエビデンスは不十分である。サルコペニアはロコモティブシンドローム、フレイルと並んで高齢者の運動機能、身体機能の低下として問題となるが、高齢者では、運動器の慢性変性疾患による疼痛やしびれなどの自覚症状を有することが多く、さらに基礎疾患による運動制限や認知機能や気力の低下もあるため、運動療法を習慣化させることが困難である。経皮的炭酸ガス療法は運動能力が低下した状態においても施術が可能で低侵襲な新規治療法として、我々は既に骨折や悪性軟部腫瘍に対する臨床研究を行っている。有酸素運動と同様の効果が得られる本治療法が、サルコペニアに対して有効であることが示されれば、臨床応用ができ、高齢社会において大きく貢献することが可能であると考える。 そのためにはまず、自然発症高血圧ラット(SHR)に高脂肪高炭水化物食を負荷したモデル(サルコペニアラット)を使用し、経皮的炭酸ガス療法を行う。経皮的炭酸ガス治療群とコントロール群で体組成の評価を行い、摘出した骨格筋組織で病理組織学的、分子生物学的に筋量や筋サテライト細胞数の評価、筋タンパクの合成と分解に関連する因子についての評価を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の海外派遣制度に伴う短期海外留学がCOVID-19のパンデミックにより予定より11か月遅れたため、令和4年度の研究計画が予定通りに進まなかった。 また、サルコペニアラットとしてSHRを使用しているが、サルコペニアおよび前サルコペニアの評価や個体差についての分析に時間を要したことも原因と考えている。 令和5年度は前年の遅れを取り戻すべく準備研究を進めており、本来の研究課題を着実に進行している。ただ、動物実験においては時間を短縮することには限界があるため全体の進捗としては遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、確立したサルコペニアラットに対する経皮的炭酸ガス療法の手技を維持し、治療群と未治療群における栄養管理や運動負荷について再現性を高める。治療後、体組成の評価を行ったうえで病理組織学的評価及び分子生物学的評価を検体数を増やして解析結果を検討する。
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