研究課題/領域番号 |
22K11295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
竹田 里江 杏林大学, 保健学部, 教授 (10381279)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 前頭連合野 / 認知機能 / 光トポグラフィー / 動機づけ / リハビリテーション / 非侵襲的脳機能測定法 / 興味 |
研究開始時の研究の概要 |
認知リビリテーションでは,日常生活に汎化が可能で,動機づけを高めながら実施できる内容が重要と言われている.そこで,我々は個人の能力・興味関心にテーラーメイドできる前頭連合野機能向上のためのリハビリテーション(目的志向的遅延反応課題:以下,G-DR課題)を開発した.これまでいくつかの疾患においてG-DR課題の効果を検証し,認知・情動面の変化に加え,妨害刺激への興味深い反応を認めた. そこで本研究では,近赤外線分光法を用いてG-DR課題の特徴や妨害刺激呈示による脳活動の部位,活動の強さを検討する.これによって臨床的変化の要因や効果的な関わりを推定する際の脳機能的見地からのエビデンス構築を目指す.
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研究実績の概要 |
認知リビリテーションでは、日常生活に汎化が可能で、動機づけを高めながら認知機能にアプローチすることが重要であるといわれている。そこで我々は、ワーキングメモリ、注意、発散的思考の改善を促し、個人の能力・興味関心にテーラーメイドできる前頭連合野機能向上のためのリハビリテーション(目的志向的遅延反応課題:以下、G-DR課題)を開発した。これまでに統合失調症、認知症などいくつかの疾患においてG-DR課題の効果を検証し、認知、情動面、日常生活面の改善に加え、妨害刺激への興味深い反応を認めた。 そこで本研究では、近赤外線分光法(near-infrared spectroscopy:以下、NIRS)を用いてG-DR課題の特徴や妨害刺激呈示による脳活動の部位、活動の強さ、パターンの変化を検討することを目的とした。これによって臨床的変化の要因や効果的な関わりを推定する際の脳機能的見地からのエビデンス構築を目指す。 本年度は、G-DR課題遂行時の脳活動や妨害刺激呈示による反応を、NIRSにて測定できる形にG-DR課題やコントロール課題の修正案を立案し、測定機器や周辺機器を調整を計画することで、本実験への基盤を整備することを目的とした。実施結果として、G-DR課題やコントロール課題の修正案の立案、妨害刺激呈示に向けてのプロトコルの整備、および測定機器、周辺機器の調整の目途がつき、予備実験を実施した。予備実験で得られた問題点に対する修正案の目途も概ねつき、次年度の本実験に向けて課題を整理することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
課題の修正案立案、測定機器、周辺機器の調整の目途がつき、予備実験を実施できた。これによって、本実験に向けての課題や修正点を洗い出すことができ、次年度の実験に向けての課題が整理された。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、妨害刺激に対応したG-DR課題やコントロール課題の実際の修正を本格的に行う。NIRSで測定できる形に課題を整え、脳活動を解析することで、臨床的変化の要因や効果的な関わりを推定する際の脳機能的見地からのエビデンス構築に繋げていく。
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