研究課題/領域番号 |
22K11315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
菊池 真 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (20404585)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | PC12 / gp-130 / STAT3 / IL-6 / IK-6 / 保護作用 |
研究開始時の研究の概要 |
マイオカインの1つであるIL-6を神経細胞の細胞株であるPC12細胞に添加し、細胞保護作用があるとされる分子群について検討を行う。まず、IL-6の添加時間についてどの程度の時間、IL-6を反応させると最も高い効果を引き出せるのかを検討する。最適反応時間がわかった後に、実際の細胞にストレスを加えてIL-6と反応させた群と反応させない群を比較することにより、IL-6の効果を検証する。
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研究実績の概要 |
令和4年度は、Nerve Growth Factor (NGF)により分化したPC12細胞に対して、IL-6受容体であるgp-130および、細胞内シグナルタンパクである、STAT3およびリン酸化STAT3の発現を観察した。当初、予定していた通り、PC12の継代1日後にNGFを加えさらに3日間培養したものを、試料とし、Western blotting法に用いた。その結果、STAT3の発現は観察されたが、gp-130の発現および、STAT3のリン酸化は、ほぼ観察されなかった。その後、培養期間を延長し、PC12の継代1日後にNGFを加えさらに10日間培養したものを資料に用いた結果、十分なgp-130の発現を観察することができた。 同時に、IL-6による刺激も検討したが、PC12の継代1日後にNGFを加えさらに3日間培養した試料では、STAT3の十分なリン酸化を認めることができなかった。これらのことから、IL-6の影響を観察するためには、受容体であるgp-130の十分な発現が重要であると考えた。現在、IL-6の主たる受容体であるgp-130がPC12継代後どの時点で最大に達するのかを検討するため、PC12細胞の継代およびNGF添加後、3日間、7日間、10日間培養したものを試料とし、どの時点でgp-130の発現が最大に達するのかを検討中である。 少なくとも、継代・分化誘導後、早期のPC12細胞ではIL-6暴露によるSTAT3のリン酸化は誘導することはできないことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
gp-130の発現解析を行うことになり、IL-6が分化PC12細胞に与える影響について検討できていない。加えて、研究者のコロナ罹患により、1カ月ほどの実験がリセットされ、当初予定していた目標を達成できないでいる。
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今後の研究の推進方策 |
gp-130の発現期間を同定したのちに、本研究課題の目的である、IL-6による分化PC12細胞への影響を観察する。最初の観察対象はSTAT3のリン酸化の影響を観察する予定である。
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