研究課題/領域番号 |
22K11323
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
平林 怜 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (60804375)
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研究分担者 |
小島 翔 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (10780330)
江玉 睦明 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (20632326)
宮口 翔太 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (60780343)
大西 秀明 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (90339953)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 相反性抑制 / H反射 / 電気刺激 / 脳刺激 / 末梢刺激 / 関節運動 / 脊髄機能 |
研究開始時の研究の概要 |
過剰な同時収縮の要因は,相反性抑制の減弱が挙げられるが,相反性抑制を増強させるための効果的な治療法(相反性抑制増強法)は,未だ確立されていない.そこで,申請者は相反性抑制増強法として,脳刺激と末梢刺激を併用した介入法に着目した.したがって,本研究の目的は,健常な若年者と高齢者を対象として効果的かつ効率的な介入パラメータを確立し,その介入効果を運動機能で検証して,相反性抑制増強法を開発することである.この目的を達成すれば,これまで治療に難渋していた過剰な同時収縮を改善することができ,円滑な関節運動,歩行やバランス機能の向上が期待でき,本研究を遂行する意義は大きい
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研究実績の概要 |
加齢や上位運動ニューロン障害などにより引き起こされる“過剰な同時収縮”は,日常生活の制限因子となる.過剰な同時収縮の要因は,相反性抑制の減弱が挙げられるが,相反性抑制を増強させるための効果的な治療法(相反性抑制増強法)は,未だ確立されていない.そこで,申請者は相反性抑制増強法として,脳刺激(補足運動野の活性)と末梢刺激(反復他動運動による筋紡錘のインパルス増加)を併用した介入法に着目した.したがって,本研究の目的は,健常な若年者と高齢者を対象として効果的かつ効率的な介入パラメータを確立し,その介入効果を運動機能で検証して,相反性抑制増強法を開発することである.この目的を達成すれば,これまで治療に難渋していた過剰な同時収縮を改善することができ,円滑な関節運動,歩行やバランス機能の向上が期待でき,本研究を遂行する意義は大きい. 本研究は3年計画で,健常な若年者と高齢者を対象に2つの実験を行い,相反性抑制増強法を開発する.実験1では,効果的かつ効率的な介入パラメータを確立する.実験2では,脳刺激と末梢刺激を併用した介入法による介入効果を運動機能評価で検証する. 実験1では,補足運動野への脳刺激と反復他動運動の併用が相反性抑制を増強させ,効果的な介入法を確立した.この知見は現在,国際誌へ投稿中である. 今年度は,実験1で確立した介入法に対して運動機能で検証を行っていき,関節運動機能と協調性に対するリハビリテーションの一助になる知見になる可能性が高い.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は,昨年度の知見をもとに,神経生理学的知見を併せて運動機能である関節運動に着目して研究を進めていく.
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今後の研究の推進方策 |
今年度は,昨年度の知見をもとに,神経生理学的知見を併せて運動機能である関節運動に着目して研究を進めていく.
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