研究課題/領域番号 |
22K11344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 弘 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30766506)
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研究分担者 |
合川 公康 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (20438823)
牧田 茂 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (40316708)
宮脇 豊 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60527612)
辻 哲也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90245639)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 胸部食道癌 / リハビリテーション / 周術期管理 / 栄養管理 / 胸部食道切除術 / 食道癌 / テーラメード医療 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は心肺運動負荷試験による運動能力評価,体組成分析,万歩計による運動量,摂取栄養量,血液検査での栄養指標が治療開始から術後1年までにどのように変化するかを明らかにする.目的は,胸部食道癌手術患者の手術侵襲からの経時的な回復具合を検討し,外来でのリハビリテーション介入や栄養介入の現状での効果を明らかにすることにより,課題を抽出し、積極的な介入を要する群および介入方法をも明らかにすることである.
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研究実績の概要 |
胸部食道癌根治手術は,消化器外科における手術の中で最も侵襲の大きな手術の一つである.栄養学的に不十分となり,運動能力の回復に乏しい症例も多く見受けられるが,術後長期間にどのように栄養状態および運動能力が変化し回復していくかは未だ明らかでない.また栄養学的介入やリハビリテーションの介入による周術期のアウトカムの向上が期待されるが,その基礎となるデータに乏しい.本研究の目的は,栄養学的指標,運動能力評価を一貫して行うことにより,胸部食道癌手術患者の手術侵襲からの経時的な回復具合を検討し,外来でのリハビリテーション介入や栄養介入の現状での効果を明らかにすることにより,課題を抽出し、積極的な介入を要する群および介入方法をも明らかにすることである. 本研究は運動能力評価,体組成分析,万歩計による運動量,摂取栄養量,血液検査での栄養指標が治療開始から術後1年までにどのように変化するかを明らかにする.このような視点およびスケジュールの研究は希少であり、今後の研究の基礎データにもなり得ると考える. 上記を踏まえ、本研究のフルプロトコールおよびCRF(Clinical Report Form)を確定した。体組成計などを購入し、研究の体制を整えた。臨床研究IRBに申請し審議を経て、2022年5月18日に承認された。筋力トレーニングと有酸素運動から構成される外来リハビリテーションプログラムを完成し、配布物(患者向けマニュアル、運動日誌などの印刷物)を製作した。関係部署とのミーティングを経て、登録を開始し、現在症例を集積中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
目標症例数を60例に設定しているが、現在9例の登録数である。研究体制の整備に時間を要したことや、適格基準に該当しないハイリスク例が比較的多かったこと、他の臨床試験に登録した症例もあったため、予定より登録実績が下回ってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
積極的に患者をリクルートすると同時に、登録基準の見直しを検討する。特にハイリスク症例こそ、より積極的な栄養管理とリハビリテーションが必要とも考えられるので、基準の見直しを検討する必要があると考える。今後の研究成果の発表のために、学会発表や論文から他施設の情報を収集する、脱落例を予防するために、関係部署においてプロトコールの再確認を徹底する。
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