研究課題/領域番号 |
22K11377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
小川 佳子 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (90733791)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 腎臓リハビリテーション / 運動療法 / 骨格筋 / 乳酸 |
研究開始時の研究の概要 |
腎障害が慢性的に続いている状態である慢性腎臓病は新たな国民病として注目されている。進行すると末期腎不全に至ってしまうが、慢性腎臓病モデル動物を用いた基礎研究においては運動には腎障害の進展を抑制する効果があることが明らかにされている。しかし一方で、なぜ運動が腎障害を抑制するのかについてははっきりしていない。そこで本研究では、運動が腎障害を抑制する機序を明らかにすることを目的として、運動時に骨格筋から分泌される乳酸が腎臓に及ぼす影響を検討する。
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研究実績の概要 |
慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)は腎障害が慢性的に続いている状態であり、進行すると末期腎不全に至る。CKD患者はわが国のみならず世界的に増加しており、CKDの重症化をいかに抑制するかということが喫緊の課題となっている。腎臓リハビリテーションはCKDに対する包括的な治療プログラムであり、運動療法はその中核をなす。これまでの疾患モデル動物を用いた研究では、長期間にわたり運動を継続することにより腎障害の進行が抑制されると同時に腎臓内でさまざまなポジティブな変化が生じることが明らかになっている。しかし、運動が腎障害を抑制する正確なメカニズムは未だ明らかになっていない。運動療法において運動の効果を最大限に引き出すためには、運動がどのようなメカニズムで腎障害の進行を抑制するかを解明する必要がある。そこで本研究では、運動が腎障害を抑制する機序を明らかにすることを目的として、運動時に骨格筋から分泌される乳酸 (乳酸塩、lactate)に着目し、乳酸が腎臓に及ぼす影響をCKD疾患モデル動物のひとつであるDahl食塩感受性ラットを用いて検討することとした。今年度は研究遂行のために必要な動物飼育環境や実験環境の整備、動物実験実施のための倫理申請等を準備を行った。実験実施のための準備ができ次第実験を開始する予定であったが、年度内に準備を完了することができなかったため、まだ具体的な研究成果は出せていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
動物飼育や実験を開始するための環境が整わなかったため、研究実施が予定よりも遅れてしまっている。
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今後の研究の推進方策 |
動物飼育や実験を行う環境が整い次第、当初予定していた研究計画に従って研究を進めていく予定である。
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