| 研究課題/領域番号 |
22K11385
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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| 研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
村田 哲 近畿大学, 医学部, 教授 (60246890)
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| 研究分担者 |
小高 泰 近畿大学, 医学部, 助教 (10205411)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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| キーワード | 運動意図 / 把持運動 / 予測的制御 / 頭頂連合野 / 前頭前野 / 感覚フィードバック / 運動主体感 / 腹側運動前野 / 随伴発射 / 身体意識 / 予測誤差 / フィードバック制御 / 手操作運動 / 運動前野 |
| 研究開始時の研究の概要 |
下頭頂小葉と運動前野は、線維束によって結ばれ、把持運動の感覚運動制御に関わっており、把持運動ネットワークとも呼ばれる。このネットワークは、さらに解剖学的に、前頭葉の前頭前野とのつながりがあり、運動の企図や文脈などの信号を前頭前野から受けていると推測されている。近年、運動開始前の運動企図や計画などの信号が、自己の身体意識に影響を与え、その処理に前頭前野が関わっていることが明らかになってきた。本研究は、前頭前野による手指の運動の制御において運動の企図や文脈などの信号が、把持運動ネットワークの神経活動にいかなる影響を与えるか明らかにすることを目的とする。
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| 研究成果の概要 |
運動意図の随伴発射とフィードバックの情報の比較に関する神経機構を明らかにしようとした。把持物体は異なる把持運動を必要とするものを2つ用意して、把持物体をプライミング刺激として非常に短い時間(0ms、5ms、7ms、20ms、50ms)で提示した。把持する物体は、プライミングと必ず一致するセッションと、不一致が混ざるセションで行われた。一致条件でも不一致条件も、subliminal刺激は意識される刺激と同様の運動時間を示した。不一致条件では、戦略を変えて、片方の物体にバイアスをかけることがあった。本研究では、サルの訓練に時間を要し、またサルの突然死に見舞われたため、行動実験のみ行われた。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動の企図などのprospectiveな情報は、前頭前野で符号化されていると考えられるが、運動の意図と実際の運動の結果の比較の具体的な神経機構が明らかではない。ヒトでは、prospectiveな情報の処理が運動主体感を促進することが明らかになっており、頭頂葉と前頭前野がそれに関わることを示されている。今回の結果は、サルでもprospectiveな情報によって意識下でも運動の計画ができることを示した。今後は神経活動の記録を目指す。身体意識、あるいは脳内での自他区別の神経機構の解明にも糸口となる。また、リハビリテーションやスポーツ、芸術のための新たなトレーニング法の開発に応用されると考えられる。
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