研究課題/領域番号 |
22K11413
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
牧野 圭太郎 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 特任主任研究員 (90775545)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 認知予備能 / ライフスタイル / ライフログ |
研究開始時の研究の概要 |
近年、脳の神経病理と認知機能の乖離を生じさせる原因の一つとして、認知予備能が注目されている。高い認知予備能を持つ者は脳の神経病理が進行しても認知症の発症(症状の発現)を遅延させることが可能であると考えられている。 本研究では、脳の病理や認知機能の実測データから認知予備能の定量化を試み、身体活動量や睡眠時間等との関連性を検討することで、認知予備能に寄与するライフスタイルパターンの提案を目指す。
|
研究実績の概要 |
近年、脳の神経病理と認知機能の乖離を生じさせる「認知予備能」が注目されている。高い認知予備能を持つ者は脳の神経病理が進行しても認知症の発症を遅延させることが可能であり、この認知予備能は生涯にわたり向上可能であると考えられている。本研究は、脳の病理や認知機能の実測データから認知予備能を定量化し、ライフログデータとの関連性を縦断的に検討することで、認知予備能の向上に寄与するライフスタイルパターンを提案することである。 2年目の本年度では、1年目に選定した研究対象者に対して多面的な認知機能評価を含む追跡調査を実施し、認知機能の変化量を算出した。また、脳病理の指標として用いる脳内アミロイドβ蓄積量と認知機能の変化量を用いて、認知予備能の定量化を試みた。 現在、次年度に予定している多変量解析に向けて、縦断データセットの構築を進行中である。本研究によって認知予備能に寄与するライフスタイルパターンが明らかになれば、認知症の発症遅延を目指した非薬物による介入戦略の立案に貢献できると考えられる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までの進捗として、認知機能の変化を評価するための追跡調査が完了し、縦断解析に向けたデータセットの構築が計画通り進んでいることから、おおむね順調に進展していると考えられる。
|
今後の研究の推進方策 |
今後の方策として、本年度に実施した追跡調査の結果を含めた縦断データをまとめ、認知予備能と関連するライフスタイル指標を明らかにするため多変量解析を行う。同時に、既存データの解析から得られた知見を学会発表や学術論文として公表する予定である。
|