研究課題/領域番号 |
22K11435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
深見 保之 愛知医科大学, 医学部, 講師 (00800690)
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研究分担者 |
佐野 力 愛知医科大学, 医学部, 教授 (60303632)
清水 泰博 愛知県がんセンター(研究所), 分子腫瘍学分野, 研究員 (40470166)
齊藤 卓也 愛知医科大学, 医学部, 講師 (40763272)
井上 匡央 愛知医科大学, 医学部, 講師 (40620026)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | EMS / サルコペニア / 膵癌 |
研究開始時の研究の概要 |
膵癌に対する治療戦略が進歩し,切除可能膵癌においても術前化学療法が標準治療として行われている。化学療法に耐えうる身体機能が要求されるため,術前からサルコペニアを予防するプログラムの開発が喫緊の課題である。電気刺激を用いた骨格筋量維持の有効性は知られているが,癌患者においては検討が成されていなかった。本研究ではこれらの成果を発展させ,化学療法と手術侵襲の大きさからサルコペニア予防が極めて重要となる膵癌患者を対象として,術前からEMSを利用することで筋肉量が維持されるかどうかを,多施設共同無作為比較試験で解明する。
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研究実績の概要 |
膵癌に対する治療戦略が進歩し,切除可能膵癌においても術前化学療法が標準治療として行われている。化学療法に耐えうる身体機能が要求されるため,術前からサルコペニアを予防するプログラムの開発が喫緊の課題である。電気刺激を用いた骨格筋量維持の有効性は知られているが,癌患者においては検討が成されていなかった。私たちは胃癌・大腸癌手術患者に対して,小型骨格筋電気刺激装置(EMS)の術後継続使用が,筋肉量維持に有効であることを明らかにした。本研究ではこれらの成果を発展させ,化学療法と手術侵襲の大きさからサルコペニア予防が極めて重要となる膵癌患者を対象として,術前からEMSを利用することで筋肉量が維持されるかどうかを,多施設共同無作為比較試験で解明する。研究をスムーズに遂行するための,対象患者設定や適切な評価方法について共同研究先と議論を重ね,ようやく具体的な実施方法の詳細が確立し,間もなく開始する段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
多施設共同の無作為化比較試験を行うにあたって,共同研究先との様々な調整(患者リクルート・説明同意取得タイミング・術前術後の評価タイミングなど)に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
具体的な実施方法の詳細が確立したため,できる限り多くの対象患者に説明同意を行うことが,今後の研究の推進になる。
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