研究課題/領域番号 |
22K11446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中川 慧 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (10711070)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歩行ロボット / 安静時脳機能活動 / 脳血管障害 / 脳磁図 / 足関節 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,歩行支援ロボットを用いたリハビリテーションが注目されており,脳卒中患者の歩行を再学習できるツールとして期待されている.なかでも足関節動的制御に特化した歩行支援ロボットは,足部ロッカー機構や遊脚振子の形成に即した歩行動作の獲得に効果的であり,これまで運動学的解析により,歩行機能の改善が報告されている.本研究では,運動学的解析に加えて,下肢感覚運動野を中心とした脳機能結合を計測し,歩行支援ロボットリハビリテーション介入により歩行機能が改善されることで,感覚・運動に関連した脳機能結合が強化されるかどうか検討する.
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研究実績の概要 |
近年,歩行ロボットを用いたリハビリテーションが注目されており,脳卒中患者の歩行を再学習できるツールとして期待されている.足関節動的制御に特化した歩行ロボットは,足部ロッカー機構や遊脚振子の形成に即した歩行動作の獲得に効果的であり,これまでの運動学的解析により,歩行機能の改善が報告されている.しかし,歩行障がいの起因となる大脳皮質機能への改善効果は検討されていない.また,感覚・運動に関連した大脳皮質神経活動の同調を示す脳機能結合が上肢リハビリテーション介入によって強化されるとの報告はあるが,歩行に関連した脳機能結合に関しては未解明な部分が多い. そこで本研究では,脳卒中患者を対象に, 下肢感覚運動野を中心とした脳機能結合と歩行障がいの関連性を見出し,歩行ロボットリハビリテーション介入により歩行機能が改善されることで,感覚・運動に関連した脳機能結合が強化されるかどうか検討し,歩行障がいの回復機序を明らかにすることを目的とする. 2023年度は,数名の対象者に対して,歩行ロボットリハビリテーション介入前後での歩行機能の変化,安静時脳機能結合の変化を記録したところ,歩行ロボットリハビリテーションによる歩行機能の改善が認められた.内容の一部(代表例の介入前後での歩行機能の変化)は,日本義肢装具学会誌の総説にて報告した. 2024年度は,さらなる対象者への介入評価,安静時脳機能結合の解析を進め,歩行機能回復と脳機能結合の関連性を検討する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は臨床現場と連携し,介入効果の検証を開始したが、症例数は当初の予定までに達していない.2024年度は,加速的に計測・解析を進める予定である.
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今後の研究の推進方策 |
歩行補助ロボットを用いた介入前後での歩行機能ならびに脳機能結合を評価することで,歩行障がいの回復機序を明らかにすることを目指す.脳磁図記録・解析に関しては,新たに刺激呈示・解析用にPCを購入し,加速的に評価・解析を進める予定である.
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