研究課題/領域番号 |
22K11452
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
三上 靖夫 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80360030)
|
研究分担者 |
的場 聖明 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10305576)
大橋 鈴世 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50440889)
沢田 光思郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40460555)
河崎 敬 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50453189)
菱川 法和 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10943780)
久保 元則 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40964060)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 高齢者 / 活動量 / 座位活動 / うつ状態 / 組成データ解析 / 長寿 / コホート / 活動 / 筋力 / 骨密度 / 運動機能 / 身体機能 / 健康長寿 / 姿勢 |
研究開始時の研究の概要 |
健康長寿の町として国内で屈指の京丹後市において,年間500名の高齢者を対象として健診を行い,健診後には普段通りの生活を活動量計を装着して送っていただく.活動を定量化した上で,健診で得た,生活習慣,ADLやQOL,心身機能(運動器機能,呼吸器機能,循環器機能,摂食嚥下機能,消化器機能,認知機能)との相関を解析し,健康寿命の延伸をもたらす理想的な活動を提唱する.健診は2017年から開始しており,すでに膨大なデータが集まっている.
|
研究実績の概要 |
申請者が所属する京都府立医科大学では2017年から京丹後長寿コホ-ト研究として健康長寿者の多い地域住民の健診を行いその背景因子の大規模調査を遂行している。京丹後市は人口の35%を65歳以上の高齢者で占める高齢化が進んだ地域であるが,100歳以上の超高齢者の人口比が全国平均のおよそ3倍と高く,健康長寿者が多い地域である。 毎日2名程度の高齢者が京丹後市立弥栄病院で健診を受けており、問診やアンケートから基本情報や生活習慣,ADL,QOLの状況を、検診での各種検査結果から身体の機能についての情報を得ている。われわれは、健診に来られる被検者に活動量計を渡し、5日間装着後に活動量計を返送いただき解析を進めている。 当該年度は、継続してデータ収集を行うと同時に、解析を進めてきた。とくに身体活動とうつ状態との関連について解析を行った。1日の活動を活動量計によって、座位での活動、軽い活動、中程度~激しい活動に分けて、活動を定量化しているが、当該年度は組成データ解析を用いて解析を行ってきた。 座位活動を10分間中高度身体活動へ変更すると、低強度身体活動を10分間中高強度身体活動へ変更すると、また、中高強度身体活動を10分間低強度身体活動へ変更すると、それれぞれうつ状態のオッズがどのように変化するかを算出することができた。ここまで、身体活動が、運動機能、筋量、骨密度に加え、うつ状態にも大きく関与することを明らかにできたことが本研究の実績である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナ感染症拡大がひと段落し、住民健診は順調に行われている。ほぼ当初の予定通りデータの収集を進め、解析を行うことができた。
|
今後の研究の推進方策 |
これまで、身体活動と、運動機能、サルコペニア、骨密度、うつ状態との関連について解析を順調に進めており、今年度は成果を論文にまとめ、quality journalへの投稿を予定している。一方で、データ収集は継続しており、さらに多くのデータから炎症マーカーとの関連について解析を進めている。
|