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日本人アスリートのスポーツ損傷における発症頻度の個人差に遺伝子多型が及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 22K11515
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関藍野大学

研究代表者

福山 友見  藍野大学, 医療保健学部, 助教 (80874289)

研究分担者 村上 晴香  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20344880)
家光 素行  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90375460)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワードスポーツ傷害 / アスリート / 遺伝的要因 / SNP / 遺伝的スコア / 傷害予防 / 遺伝要因 / 遺伝子多型
研究開始時の研究の概要

本研究では、国内外のスポーツ損傷(疲労骨折、筋損傷、靱帯損傷)と遺伝子多型に関するSystematic reviewを行い、複数の関連候補遺伝子多型による遺伝リスクスコアを作成し、遺伝リスクスコアを用いたスポーツ損傷の個人差と遺伝的な要因の関連性について日本人スポーツ選手を対象とした横断研究および1年間の追従研究により有用性を検討する。本研究成果により、遺伝的要因によってスポーツ損傷に悩む女性アスリートの支援あるいは予防策の提案に応用することに期待できる。

研究実績の概要

本研究は、日本人の女性アスリートのスポーツ損傷の発症頻度の個人差を複数の遺伝子多型による遺伝リスクスコアが高い精度で把握できるかについて検討する ことにより、「日本人女性アスリートが保有する遺伝的なリスクを特定すること」および「選手個人が保有する遺伝的なリスクに対して適切な損傷対策の提案に つながる学術的な基盤となること」を目的としている。令和5年度では、研究課題1における国内外のスポーツ損傷(疲労骨折、筋損傷、靱帯損傷)と遺伝子多型 に関するSystematic reviewおよびmeta-analysisの成果発表、および研究課題2・3:男女アスリート選手を対象としてスポーツ損傷の発症頻度と複数の遺伝子多型をスコア化した遺伝リスクスコ アとの関連性について、取り組みを行った。
研究課題1では、Pubmed, Cochrane library, Web of Science, MEDLIME, EBSCOを用いて、検索キーワードを用いてアスリートのスポーツ損傷に対して遺伝的要 因が検討されているものについて検索を行った。一次レビュー・二次レビューの結果、31報を選定し、同一の遺伝子多型について報告されている12報についてはmeta-analysisを実施し、成果発表に向けてすすめている。
研究課題2では、現役アスリート約500名に対してスポーツ損傷に関連するアンケート調査と唾液を採取した。採取した唾液からDNA抽出を行い、TaqMan probe法を用いたreal-time PCR法にて一塩基多型置換(SNP:single nucleotide polymorphism)の解析を実施した。研究課題1のmeta-analysisより遺伝的リスクスコアを決定し、遺伝リスクスコアを同定した。
研究課題3では、研究課題2に参加した被験者の1年後のスポーツ損傷についてデータ回収をおこなっており、研究課題2で同定した遺伝的スコアとの関連について前向きに検討を実施する。現在、研究課題3については約150名のデータ回収を終えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究課題1については、すでに研究結果をまとめ、論文を投稿中である。
研究課題2・3については、新型コロナウイルスの影響により、被験者募集に難航した。研究課題2については、約500名のデータ回収を終えたが、研究課題3では約150名のデータ回収状況である。研究課題2の被験者募集に難航したことにより、研究課題3のデータ回収時期の遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

今後の研究推進については、研究課題2のアスリートのスポーツ損傷に対する複数の遺伝子多型リスクスコアについての成果発表に向けて準備を進める。研究課題3については、引き続きデータ回収を進め、研究課題2で同定した遺伝子多型リスクスコアと1年後のスポーツ損傷との関連について、検討を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effect Of Col12a1 Gene Polymorphism On Adolescent Tendon And Ligament Injuries In Female Basketball Players2023

    • 著者名/発表者名
      Yumi Fukuyama, Yui Nakanishi, Yasushi Shinohara, Haruka Murakami, Izumi Tabata, Motoyuki Iemitsu
    • 学会等名
      ACSM 2023 Annual meeting and world congresses
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 日本人バスケットボール選手における青年期の腱・靭帯損傷の発症にCOL5A1遺伝子多型が及ぼす影響2023

    • 著者名/発表者名
      福山 友見、中西 悠衣、篠原靖司、村上 晴香、家光 素行
    • 学会等名
      第11回 日本運動器理学療法学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本人のバスケットボール選手における前十字靭帯損傷の年間発生率にCOL12A1遺伝子多型が及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      福山友見, 下平怜奈, 西澤尚弥, 篠原靖司, 村上晴香, 家光 素行
    • 学会等名
      第77回 日本体力医学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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