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実走行中における競輪選手の身体的負荷低減を目指した3次元動作解析

研究課題

研究課題/領域番号 22K11518
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関久留米工業大学

研究代表者

松尾 重明  久留米工業大学, 工学部, 教授 (70258599)

研究分担者 橋田 竜騎  久留米大学, 医学部, 講師 (40754841)
田島 裕之  久留米大学, 医学部, 助教 (80967092)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードパフォーマンスアップ / 計測器製作 / 科学トレーニング / 選手生命 / 自転車 / 競輪 / コンディショニング / サドルポジション / ハンドルポジション / ケイリン / ウェアラブル計測
研究開始時の研究の概要

これまでの自転車に関する研究は選手の自由度を制限した垂直固定式の自転車にて出力を計測したり,その時の筋出力を計測してきた.それに対し,本研究では実走行中の自転車の状態に近づけるために横方向の自由度を持たせた屋内用自転車型計測器を開発・完成させることで,競技時に近い選手のパフォーマンスを計測可能とさせる.この計測器を利用することで競技時の筋出力や各種データを計測・解析可能となり,同時に医学的知見を含めた総合的な判断を行うことで,選手のパフォーマンスアップおよび怪我防止に寄与する知見を得る

研究実績の概要

具体的内容:昨年度に引き続き計測器の開発を行い,そのデータの信用性を主眼において進めた.最終的な目標として選手の怪我を予防し,「実戦中のパフォーマンス向上を狙う」ことを主眼に置いているため,計測器の作り手側の都合で作り上げるのではなく,選手の意見を重視して細かい修正を繰り返し開発を進めている.現在までも,数回の製作および改良を繰り返している.選手側のまとめ役から定期的にインタビューを行い,そのうえで開発をしているが要望が増加するとそれも含めて再考する必要がある.
意義:近年,競輪界だけでなくスポーツ界全体において,科学トレーニングが取り入れられ,年を追う毎にパフォーマンスアップは成し遂げているように思われる.その一方で,体への負担が大きくなり,それが原因で選手生命の短命化につなげてはならない.本研究は体調の状態を監視しながらその時のパフォーマンスを同時に見ることで,適切で必要な休息を的確に判断するための指標となるよう進めている.パフォーマンスを上げていくためにその意義は大きい.
重要性:単にパフォーマンスアップを求めるものではなく,高いパフォーマンスを維持しながら,怪我せず,永い選手生命を送ることが最大の目標でもあり,重要な点でもある.本年度が最終年度であり結果を求められるが,本研究の完了予定年度を過ぎても持続的に選手のサポートができるよう考慮し,しっかりしたものを製作して選手生命の延命に努める所存である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

計測器製作において,作り直し(修正)や条件変更を多く行ったため,やや遅れている.作り手側の都合で計測対象である選手の動きを制限してしまうと真のデータではないものになってしまうため,選手の意見を可能な限り反映し,作り直し(修正)を優先した.選手のメディカルチェックにおいては,理解者のみの参加となっているため,予定していたN数ではない.これは選手側としては様子をうかがっている状況かと思われる.実験結果が公表され,その効果を伝えることで参加人数も多くなるものと予想している.したがって,本補助金が終了した後も継続して計測を続けることでN数を増やし,多くのデータを得られるものと予想している.

今後の研究の推進方策

計測装置の完成を5月末日とし,6月から本格計測を行う旨を競輪選手にアナウンス済みである.計測には製作中の自転車型計測器および,筋電(5ch)の他,3次元動作解析装置など複数の計測器を利用するため,データ計測の同期確認とデータ解析の指針を確認して,計測後のデータ解析をスムーズに行えることを確認する.
前述のとおり,本補助金事業が終了した後も計測および解析を継続し,永い目をもって選手のパフォーマンスアップの一役を担えることを方針としている.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] サドルのシッティングポジションによるパワー伝達力差異についての研究2022

    • 著者名/発表者名
      松尾重明
    • 学会等名
      SOBIM2022
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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