研究課題/領域番号 |
22K11555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
森 寿仁 兵庫県立大学, 環境人間学部, 講師 (90794298)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 低酸素 / 酸素濃度 / 有酸素性運動 / 動脈スティフネス |
研究開始時の研究の概要 |
動脈硬化系疾患(心疾患、脳血管疾患など)は、我が国の死因別死亡者数で常に上位に位置する疾患である。近年、低酸素環境下で実施する運動がそれらの改善に効果的であることが明らかにされつつあるものの、どの程度の酸素濃度で運動を実施すべきか、十分に明らかになっているとは言えない。本研究では、吸気酸素濃度および動脈血酸素飽和度に着目した動脈硬化の予防・改善を目的とした、低酸素トレーニングプログラムを開発するための基礎知見を得ることを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では,異なる酸素濃度環境下での運動後の動脈スティフネスの変化から,動脈硬化の改善を目的とした低酸素トレーニングにおける至適な酸素濃度を明らかにすることが目的である. 研究課題1では,健康な成人男性8名を対象に,酸素濃度20.9%(標高0m),16.4%(標高2000m),14.5%(標高3000m),13.0%(標高3900m)に相当する酸素濃度環境下における片脚でのレッグエクステンション運動を実施し,運動10,20,30分後における心臓足首血管指数(CAVI)の変化を評価した.その結果,運動脚でのみ運動後に動脈スティフネスの有意な低下が認められたものの,酸素濃度間でのそれらの変化の程度に有意な差は認められなかった. 2023年度は,研究課題2として,健康な成人男性を対象に上記と同様の酸素条件下において有酸素性運動を実施し,その後の動脈スティフネスの変化を評価する予定である.現時点では,2名の測定が終了している. 今後は,引き続き研究課題2の実験を遂行するとともに,研究課題1で得られた結果の分析をさらに進め,成果の発信につなげる予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度において,研究課題1の実験が終了し,現在研究課題2に現在取り組んでいる.研究の進捗としてはおおむね予定通りであり,研究が順調に進展していると評価できる.
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今後の研究の推進方策 |
現在,研究課題2の実験に取り組んでいる.引き続き実験を継続するとともに,研究課題1で得られた結果のさらなる分析を進める.また,2024年度に実施する予定の研究課題3(トレーニング実験を予定)の内容についても,文献研究を進めながら合わせて検討する予定である.
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