研究課題/領域番号 |
22K11560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
加藤 貴昭 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (30365481)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 知覚認知スキル / 眼球運動 / eスポーツ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の主題は、リアルなスポーツのように極めて厳しい時間的および空間的制約下において、迅速で正確な反応、意思決定を必要とする各種eスポーツ種目を取り上げ、様々な熟練度の競技者の知覚認知スキルについて検証を行うことである。特にプロとして活躍するeスポーツ競技者が持つ視覚探索ストラテジーに着目し、熟達化の様相を探り、さらには多世代も対象としたeスポーツの活用がもたらす知覚・認知機能(特に遂行機能、注意機能)の効果について実践的な検証を行う。これにより、従来のスポーツ科学領域での議論を超え、人間の基本的特性の解明にも寄与できることが考えられる。
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研究実績の概要 |
本研究の主題は、リアルなスポーツのように極めて厳しい時間的および空間的制約下において、迅速で正確な反応、意思決定を必要とする各種eスポーツ種目を取り上げ、様々な熟練度の競技者の知覚認知スキルについて検証を行うことである。特にプロとして活躍するeスポーツ競技者が持つ視覚探索ストラテジーに着目し、熟達化の様相を探り、さらには多世代も対象としたeスポーツの活用がもたらす知覚・認知機能(特に遂行機能、注意機能)の効果について実践的な検証を行う。これにより、従来のスポーツ科学領域での議論を超え、人間の基本的特性の解明にも寄与できることが考えられる。 本年度の研究目標は、昨年度に引き続き「課題1:各種eスポーツ競技熟練者に見られる知覚認知スキルの解明」を継続的に実施し、「課題2:eスポーツの活用がもたらす多世代の知覚認知スキルの効果検証」をさらに展開して進めることであった。本年度に実施した研究の成果及び研究機関全体を通じて実施した研究成果は以下の通りである。 課題1:各種eスポーツ競技熟練者に見られる視覚認知スキルの解明 本年度は特に日本国内にて広く利用され、リアルなスポーツ種目との関連性も高いと言われる、野球ゲームを取り上げ、これまでの研究手法と同じく知覚認知スキルを評価するため、熟練度別の視覚探索活動の比較検討を行った。 課題2:eスポーツの活用がもたらす多世代の知覚認知スキルの効果検証 本年度は多世代として、より若年層の被験者を対象にするため、高校生に対してより基本的な知覚認知スキルの調査を進めるべく、まずは環境整備の調整を行った。様々な問題も把握できたことで来年度以降への調査の基礎を確立した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は当初の予定通り、主に課題1での実験成果を得ることができた。特に貴重な熟練者群を対象とした検証を実施することができ、具体的な知覚認知スキルの知見を得ることができた。課題2については今後の課題遂行の準備が整えることができた。
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今後の研究の推進方策 |
本年度実施した課題1および課題2を引き続き継続して取り組む予定である。
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