研究課題/領域番号 |
22K11621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
松下 宏 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (00613770)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 骨強度 / 女性アスリート / 妊娠 / 授乳 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国では妊娠・出産後の女性アスリートの競技復帰が進んでいないものの、出産後にパフォーマンスの向上を経験するアスリートも少なくない。優れた競技パフォーマンスを発揮するには四肢や体幹の骨強度が重要であるが、妊娠により骨構造が力学的に有利な形態に変化し、授乳終了後には骨形成が大きく亢進し力学的特性が向上する可能性が示唆されており、妊娠・授乳により競技能力が向上する可能性がある。 本研究では妊娠・授乳終了後の運動が骨質、および骨強度に及ぼす影響を基礎的、臨床的に検討する。そして、それらの相乗効果を明らかにし、最終的に女性アスリートの妊娠・出産後の競技復帰の促進を目指す。
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研究実績の概要 |
わが国では妊娠・出産後の女性アスリートの競技復帰が進んでいないものの、出産後にパフォーマンスの向上を経験するアスリートも少なくない。優れた競技パフォーマンスを発揮するには四肢や体幹の骨強度が重要であるが、妊娠により骨構造が力学的に有利な形態に変化し、授乳終了後には骨形成が大きく亢進し力学的特性が向上する可能性が示唆されており、妊娠・授乳により競技能力が向上する可能性がある。 本研究では妊娠・授乳終了後の運動が骨質、および骨強度に及ぼす影響を基礎的、臨床的に検討する。そして、それらの相乗効果を明らかにし、最終的に女性アスリートの妊娠・出産後の競技復帰の促進を目指す。 本研究では①基礎研究:妊娠・授乳ラットを種々の条件下でグループ分けし、運動負荷を加えた後に骨組織を採取し、骨強度試験(3点曲げ試験)、マイクロCT、骨形態計測、コラーゲン架橋(クロスリンク)などにより骨質、骨強度の変化を把握する、②臨床研究:妊娠・授乳による生理的な変化を把握するため、非妊娠女性、産褥女性の骨ジオメトリーを比較する。また、血中25水酸化ビタミンDを測定し、現代における性成熟期女性の妊娠中のビタミンD充足度を把握するとともに、骨強度パラメータとの相関を検討する。 現在、①について、妊娠ラットの骨代謝のPreliminaryな研究を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
①基礎研究:Preliminaryな研究で、ラットに妊娠期間、授乳期間を設定するため予想外に時間を要している。 ②臨床研究:現在、倫理委員会に提出する書類の作成を行っている最中で、症例の募集にまで至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
①基礎研究:Preliminaryな実験データの集積、解析を進め、本実験を計画していく。 ②臨床研究:倫理委員会の承認を得て、症例の募集を開始したい。
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