研究課題/領域番号 |
22K11631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
田中 秀幸 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70231412)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 運動エラー / 教示法 / 注意バイアス / 選択的注意 / 電気ショック法 / フランカー課題 / Go/Nogo課題 / 脅威関連刺激 / 視覚探針課題 |
研究開始時の研究の概要 |
心理的に不安な状態は、初心者に限らず運動熟練者においても、運動パフォーマンスの低下を引き起こす。心理的に不安な状態のときに、コーチが選手に対して与える口頭教示は、運動の失敗を誘導してしまう可能性もある。不安と知覚運動パフォーマンスの関係性に関するいくつかの研究から、不安が知覚運動パフォーマンスに与える負の影響は、不安の原因となる脅威関連刺激に対する注意の偏り(注意バイアス)が関係している可能性が指摘されている。そこで本研究課題では、注意バイアスに着目し、心理的に不安状態にあるとき運動エラーを誘導する教示の背景にある認知メカニズムを明らかにすることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は,心理的に不安状態にあるとき運動エラーを誘導する教示の背景にある認知メカニズムを明らかにすることを目標としている.研究期間内では,ヒトに普遍的な認知特性としての注意バイアスに着目し,次の2つの下位問題の解決を目指す.①知覚運動課題において,高不安状態が脅威関連刺激に対して注意を偏らせる効果があることを示すと共に,その注意バイアスが不安による運動パフォーマンス低下の背景にあるメカニズムであることを確かめる.②高不安状態において不適切な教示が運動エラーを生じさせるとき,エラー誘導要因として注意バイアスが介在することを実証する. この研究目的のために,心理学分野において広く普及している注意バイアスの実験パラダイムと“避けるべきゾーン”実験パラダイムを組み合わせた新たなパフォーマンステストを開発し,不安・教示・運動パフォーマンス低下の関係性の背景にある認知メカニズムとして,脅威刺激に対する注意バイアスの作用を探究 する. 令和5年度は,令和4年度に実施した,視覚探針課題 visual-probe taskを用いた注意バイアスと運動目標(的に当てる,または,的を避ける)の関係性に関する研究成果を,国際学会において発表した. さらに,下位問題②について,Flanker課題とGo/Nogo課題のハイブリッド課題を用いて,教示効果の検証実験を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
下位問題①について,その解決を概ね達成できた.研究成果を国際学会で発表し,国際誌へ原著論文として投稿した. 下位問題②について,実験を開始し,年度内に成果をまとめる見通しが立っている.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,計画通りに研究を推進していく.
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