| 研究課題/領域番号 |
22K11642
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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| 研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
崎原 ことえ 帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (40423115)
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| 研究分担者 |
稲垣 真澄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 知的・発達障害研究部, 客員研究員 (70203198)
奥住 秀之 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70280774)
中村 みほ 名古屋学芸大学, ヒューマンケア学部, 教授 (70291945)
北 洋輔 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (90627978)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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| キーワード | 適応的歩行障害 / 歩行調節機能 / 発達性協調運動障害 / 自閉症スペクトラム障害 / ウィリアムズ症候群 |
| 研究開始時の研究の概要 |
適応的歩行では環境中の知覚情報を元に脳内の知覚内部モデルが歩行を調節するが,機序は不明である.本研究ではまず①知覚内部モデルの歩行調節機能を明らかにする.また発達性協調運動障害児,自閉症スペクトラム障害児,ウィリアムズ症候群児は適応的歩行障害が認められ知覚内部モデルの歩行調節機能に異常があるのではないかと考えられるが機序は不明である.そこで次に②彼らの知覚内部モデルの歩行調節異常を明らかにすることを目的とする.本研究ではヒトが環境の不確定な知覚情報にどのように対応しているか明らかになり,発達性協調運動障害児,自閉症スペクトラム障害児およびウィリアムズ症候群児の歩行調節機能の一端が明らかになる.
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| 研究実績の概要 |
健常成人を対象として両下肢7カ所にワイヤレス慣性センサーを装着後,一定の任意速度で直線17mを歩行するときの歩行動作を3D計測した.慣性センサーの座標データから歩行比(歩幅/歩行率)を解析し,視覚刺激量と歩行比の関係は回帰分析を行った.視覚刺激として明暗条件を設定し,遮光メガネによって照度を高い照度から低い照度へと10段階で順に変化させた.またランダム条件では,遮光メガネによって照度を10段階でランダムに変化させた.感覚刺激条件では,左足親指の炎症前(痛みなし),左足親指の炎症直後(痛みあり.歩行時に左足を引きずる),左足親指の炎症2週間後(痛みなし)の3回を対象とし,それぞれで視覚刺激の明暗条件,ランダム条件を実施した. 左足親指炎症前(痛みなし)は明暗条件にて,照度低下に伴って歩行比が減少する順番効果を両足でみとめたが,ランダム条件では 順番効果はみとめず,歩行比が視覚刺激量の変化(照度変化)に適応していた.また左足親指炎症直後は明暗条件にて,照度低下に伴って歩行比が減少する順番効果を両足にてみとめず,ランダム条件では炎症前と同様に順番効果はみとめなかったことから,左足親指炎症によって足への感覚情報量(痛み)が大きくなると,歩行比は視覚刺激量の変化(照度変化)に適応せず,感覚情報(痛み)が優先して歩行比を調節していた.さらに左足親指炎症2週間後(痛みなし)は明暗条件にて,照度低下に伴って歩行比が減少する順番効果を両足にみとめ,対側(非炎症側)で順番効果を強くみとめ,ランダム条件では 炎症前と同様に順番効果をみとめなかったことから,左足親指炎症が回復し感覚情報量が減る(痛みがなくなる)と,再度,歩行比が視覚刺激量の変化(照度変化)に適応するようになったが,対側(非炎症側)の足が視覚刺激量の変化への適応機能を補完していた.
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
4: 遅れている
理由
下肢に痛みなどの強い感覚刺激がある条件下では,視覚刺激の条件下で想定される仮説が成立しないことが明らかとなり,除外項目を設定するために時間を要した.また小児に適応できる遮光メガネの設定に時間を要した.
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| 今後の研究の推進方策 |
健常成人,健常小児を対象に視覚刺激条件にて実施する.
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