• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

オンデマンド配信型在宅運動プログラムの在り方と効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K11656
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関広島大学

研究代表者

黒坂 志穂  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80580901)

研究分担者 柳岡 拓磨  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20846951)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード骨粗鬆症 / 骨格 / BONEプログラム / オンデマンドエクササイズ / 骨 / 健康 / オンデマンド / エクササイズ
研究開始時の研究の概要

本申請課題では,これまでの先行研究では困難とされてきた在宅運動プログラムによって増加した身体活動量を客観的な方法で評価するための実験を行う.
具体的には,1)「課された運動が正しく実施されているのか」に対して,実験1(単回),2)対面・在宅運動プログラムの健康効果を直接比較する実験2(継続)を行う.「身体活動量を客観的に評価する」ため,研究を通して活動量計を用いる.

研究実績の概要

本研究では、申請者が従来実施してきた研究である骨を強化するための体操プログラム(BONEプログラム)を、在宅型における健康体操のプログラムとして、オンデマンド配信型で実施した際に、どのような効果が得られるかについての検討を行った。
前年度までの検討において、オンデマンド配信型のプログラムの実施は、中年女性の骨密度、免疫力(唾液免疫グロブリンA値)、歩行速度を有意に向上することが明らかとなり、オンデマンド配信型プログラムの健康効果は、BONEプログラムが狙いとしている健康指標を有意に改善することが明らかとなった。また、対面型のプログラム、オンタイムで実施するオンライン型のプログラムとの比較件検討を行ったが、その結果、オンデマンド配信型は、有意に骨密度と足趾筋力を改善し、その改善率は対面型のプログラムよりも大きいことが明らかとなった。この理由については、被験者が家の中で全プログラムを裸足で実施していたことが大きく、BONEプログラムは対面型、在宅型の双方において裸足で実施することが有用である可能性が示唆された。
本年度は、前年度までで、在宅型オンデマンドBONEプログラムの効果が明らかになったため、対面型BONEプログラムでこれまで検証できていたなかった姿勢改善についての検討を行った。その結果、骨盤の傾きと首の傾斜に有意な改善が確認された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

当初の予定では、これまでの先行研究で困難とされてきた在宅運動プログラムによって増加した身体活動量を客観的な方法で評価するための実験を行う予定であったが、前年度までの期間において、その検証は終了したため、今年度は、対面型BONEプログラムの未検証の部分を検証している。
具体的には、BONEプログラムが姿勢改善に及ぼす効果の検証であり、有意な改善が認められた。

今後の研究の推進方策

本研究では、対面型とオンデマンド配信型のBONEプログラムが、参加者の体組成と代謝に及ぼす効果について比較検討を行う。対面型BONEプログラムについては、これまでの研究で骨密度、免疫力、歩行速度、姿勢(骨盤の傾きと首の傾斜)の改善効果が確認されている。一方、オンデマンド配信型BONEプログラムでは、骨密度、免疫力、歩行速度、足趾筋力の改善効果が明らかになっており、特に骨密度と足趾筋力の改善率は対面型よりも大きいことが示されている。そこで、本研究では、対面型とオンデマンド配信型のBONEプログラムが体組成(筋肉量、体脂肪率、内臓脂肪レベル等)と代謝(基礎代謝量、安静時代謝量等)に与える影響について比較検討を行う。具体的には、以下の研究計画を実施する。
1. 対象者:中年女性40名を対面型群とオンデマンド配信型群に無作為に割り付ける。
2. 介入方法:対面型群は、12週間のBONEプログラムを対面式で実施する。オンデマンド配信型群は、同期間のBONEプログラムをオンデマンド配信で実施する。両群ともに、プログラムは裸足で行う。
3. 評価項目:介入前後で、体組成(筋肉量、体脂肪率、内臓脂肪レベル等)と代謝(基礎代謝量、安静時代謝量等)を測定する。
4. 統計解析:介入前後の変化を群内で比較し、さらに群間の変化率を比較する。
本研究の意義は、対面型とオンデマンド配信型のBONEプログラムが体組成と代謝に与える影響を明らかにし、それぞれのプログラムの特徴を把握することである。これにより、参加者の目的や状況に応じて、より適切なプログラムを提供することが可能となると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] The effect of the bone strengthen exercise on the bone strength and posture in older adults.2023

    • 著者名/発表者名
      Shiho Kurosaka, Miho Takaura, Taira Karakawa, Hideaki Kadomasu, Tatsuya Deguchi, Takuma Yanaoka
    • 学会等名
      International Congress of Physical Anthropology 2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Can the BONE program rejuvenate perceived age?2023

    • 著者名/発表者名
      Shiho Kurosaka,Tatsuya Deguchi,Ryuta Koyanagi,Wakana Saeki,Junichiro Kuwano,Takuma Yanaoka
    • 学会等名
      International Conference on Adaptations and Nutrition in Sports 2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] The effect of the Hiroshima GENKI Exercise on the bone strength and cognitive function in elderly people.2022

    • 著者名/発表者名
      Shiho Kurosaka, Miho Takaura, Taira Karakawa, Hideaki Kadomasu, Tatsuya Deguchi, Takuma Yanaoka
    • 学会等名
      Sports Medicine Australia 2022
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi