研究課題/領域番号 |
22K11667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | びわこ学院大学 |
研究代表者 |
高木 俊 びわこ学院大学, 教育福祉学部, 講師 (80735415)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | レジスタンストレーニング / 広背筋 / 酸素 / 筋活動 / 近赤外分光法 / 部位差 / 末梢循環 / 中心循環 / 筋酸素飽和度 / 筋発揮張力維持スロー法 |
研究開始時の研究の概要 |
レジスタンス運動中の筋内低酸素化は、骨格筋の増量と関連する可能性がある。本研究課題では背部を対象としたレジスタンス運動中の筋内低酸素化と筋厚の関係、および筋内低酸素化における規定要因の解明するために、局所性要因(主働筋・協働筋における循環・代謝・筋活動)と全身性要因(心機能・呼吸効率・全身エネルギー代謝)を包括的に評価する。レジスタンス運動時の筋内低酸素化と筋肥大の関係、及び筋内低酸素化の規定要因には年齢の影響が予想されるため、本研究課題では若年者と高齢者にて検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、レジスタンストレーニングの習慣を持たない若年成人及び高齢者に対して背部を対象としたレジスタンストレーニングを実施することで、1)レジスタンストレーニングによるレジスタンス運動中の筋内低酸素化の変化が筋厚の変化と関連するか否か、2)レジスタンストレーニングによる1)の関連が若年成人と高齢者で異なるか否か、3)レジスタンストレーニングによるレジスタンス運動中の筋内低酸素化の変化が局所性・全身性要因の変化と関連するか否か、及び4)3)の関連が若年成人と高齢者で異なるか否かの4点について検討することである。本研究は上記4点の検討により、運動時における背部の筋内低酸素化とその規定要因を循環・代謝に関連する複数の局所性要因と全身性要因から解明することを目指すものである。 新型コロナ感染症の影響により当初は開催が見送られていた令和4年度の国際学会が年度途中に現地にて開催されることとなった。そのため、当初は予定していなかったが、来年度以降に十分かつ有益なデータ収集を達成するため、令和4年度中に当該分野の専門国際学会(スイス開催)に参加し、最新知見の情報収集及び情報交換を実施した。 また、本研究の目的の一つである筋内低酸素化の規定要因を解明するためには、全身の酸素摂取量を測定する必要がある。しかし、所属大学において呼気ガス分析装置を現有しておらず、交付申請書に記載の額では不足する状況であった。令和4年度は交付申請書に記載の通り、前倒し支払請求の上、簡易型の呼気ガス分析装置及びデータ取得のためのタブレット端末を購入した。しかしながら、当該機器の納品や学内の研究環境の整備に当初の予想以上の時間を必要としたため、実際に予備実験を実施するには至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
交付申請書に記載の通り、前倒し支払請求(10月)の上、簡易型の呼気ガス分析装置を購入した。しかし、当該機器の納品が12月末、業者からの取扱説明等が2月中旬となり、年度末になってようやく実際に機器を利用できる状況になった。そのため、当初予定していた予備検討を十分に推進するには至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
予備実験を進めることで測定プロトコールを確立させ、本実験を開始する。
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