研究課題/領域番号 |
22K11679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
常行 泰子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (90632589)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 障害者スポーツ / 社会実装 / プログラム開発 / アクティブ・エイジング / ささえるスポーツ / フィールドワーク / 障害児者 / ICT |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は、高齢者や子ども、障害者の方々を含めた運動指導を民間で実施した後、現在は保健体育教員と社会体育の運動指導者の育成に取り組んでいる。ICT・動画を活用し、レバレッジ効果(てこの原理を意味し、少ない投資でより大きな効果を意味する)を狙ったプログラム展開を視野に入れている。本研究は、社会実装を前提として、高齢者や子どもを含めた健常者と障害児者が共にし得るアクティブ・エイジングの「ささえる」運動プログラムを開発することである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、社会実装を前提として、障害児者のアクティブ・エイジングを「ささえる」運動プログラムを開発することであった。研究開始初年度に研究代表者の異動があったため、前提として異動先である神戸の地域分析と地域の実情に応じたプログラム開発をすすめるための情報収集を行い、プログラム原案を作成した。2023年度については、上記の情報を基に、地域の障害者スポーツ指導者、特別支援学校教員、自治体職員、障害児者等を対象として運動・スポーツや健康づくり及び関連領域に関するヒアリングを行った後、質問紙調査の項目を選定した。自治体と連携して調査を行い、8団体に所属する障害を持つ子どもの保護者や成人352名を対象に質問紙調査を実施した。調査方法は、無記名式調査(質問紙調査,二次元コードによるWeb調査)を用い、各障害者団体を通じてご本人またはご家族・介助者等へ記入を依頼した。「スポーツ・レクリエーションを行いたいと思うができない」が最も多く、全体の4割近くを占めた。次いで、「スポーツ・レクリエーションを行っており、満足している」と「スポーツ・レクリエーションを行っているが、もっと行いたい」が、それぞれ全体の3割近くを占めた。現在、スポーツ・レクリエーションに取り組めていない方と、より一層実施したいと希望される方は全体の6割を超えており、障害者スポーツ・レクリエーションの伸びしろは大きいと考えられる。77票を有効回答とした結果から障害のある児童から成人までの運動・スポーツに関するニーズが明らかになり、報告書を作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画を若干変更して順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度については、ニーズ調査に基づくサポートマニュアルの作成とパイロットテストを行う予定である。
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