研究課題/領域番号 |
22K11699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
後藤 美和 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (70327576)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | GDF15‐GFRALシグナル / 慢性腎疾患 / 消化器症状 / 痩せ / 慢性腎臓病(CKD) / 小児 / 食行動 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性腎臓病(CKD)患者では、腎機能低下に伴い嘔吐や食思不振などの消化器症状が強くなり、低栄養によるサルコペニアや、加えて小児では成長障害を引き起こすが、その病態に関する検討は十分になされておらず、有効な治療法もない。近年、悪性腫瘍や妊娠悪阻などの複数の疾患でGDF15-GFRAL軸の活性化が消化器症状の出現に関連することが明らかになっている。本研究は、GDF15-GFRAL軸の活性化と小児CKD患者の消化器症状の発現との関連について解明することを目的にしている。本研究の成果は、将来的に小児CKD患者の栄養状態の改善に寄与し、患者のQOLと予後の向上につながることが期待される。
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研究実績の概要 |
Growth-differentiation factor 15(GDF15)は、脳の摂食中枢に作用し食欲不振を引き起こす。近年、がんなどの多数の慢性疾患で見られる体重減少にGDF15の上昇が関連することが報告され、新たな治療ターゲットとして注目されている。慢性腎臓病(CKD)患者では、腎機能低下に伴い嘔吐や食思不振などの消化器症状が強くなり、低栄養によるサルコペニアや、加えて小児では成長障害を引き起こすが、消化器症状が出現する病態に関する検討は十分になされておらず、現時点で有効な治療法もない。本研究は、臨床的検討と動物実験によりGDF15-GFRAL軸とCKD患者の消化器症状の因果関係を解明することを目的にしている。 令和5年度は、新たに末期腎不全患者を含む7名を研究に組み入れて対照群との比較検討を行っている。 また、令和4年度に解析したCKD患者においては、経時的な体格変化と栄養状態の評価を行い、血清GDF15の変化との関連について検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度以降に新たにCKD患者の組み入れを行ったが、初年度より新規の組み入れが少なかった。理由として新規のCKD患者の診断が少ないこと、計画で予定していた多施設での検討が開始できていないことが挙げられる。また、動物実験に関しては、腎不全モデル動物の作成ができない状況であるため実験が開始できていないことも本研究の進捗の遅れとなっている。
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今後の研究の推進方策 |
他施設との情報共有を行い、多施設共同研究となるよう活動する。また、前年度の課題となっている末期腎不全患者の組み入れに関しては引き続き尽力する。開始できていない動物実験に関しては、コマーシャルベースのモデル動物を導入することを検討している。
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