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CKD重症化予防のエビデンス診療ギャップ克服に向けた行動科学的アプローチの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K11706
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関岩手医科大学

研究代表者

旭 浩一  岩手医科大学, 医学部, 教授 (60274966)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード生活習慣病 / 高血圧症 / 慢性腎臓病 / 行動医学 / Evidence-Practice Gap / 重症化予防
研究開始時の研究の概要

先行研究で収集した全国の特定健診受診者コホート群の延べ380万件の健診データと生活習慣病またはCKDの通院患者約3000人のデータに含まれる詳細な生活習慣、行動情報に着目し、既存の重症化予防のための各種エビデンスに基づく管理目標と診療実践との乖離(EPG)の現状とその要因を住民・患者側の行動面を含めて検討し、EPGを克服して生活習慣病ならびにCKD重症化を予防する行動科学的アプローチを探索する。

研究実績の概要

先行研究で収集した全国の特定健診受診者コホート群の延べ380万件の健診データと生活習慣病またはCKDの通院患者約3000人のデータベースに加え、既存地域住民健診コホートも活用し、詳細な生活習慣、行動情報を含む解析用データセットを編集し、既存の重症化予防のための各種エビデンスに基づく管理目標と診療実践との乖離(EPG)の現状とその要因の解析を行なっている。本年度の解析成果として、地域健診コホートから抽出される一般住民集団の降圧薬服用者の血圧管理状況とeGFR slopeとの関連を尿蛋白(UP)の有無別に検討し、一般住民集団の降圧薬服用者では、eGFR slopeはUP陰性群では背景因子とEPGの有無に関わらず一定である一方、UP陽性群でのみBP値上昇に伴う増加が明瞭に観察され、腎機能低下抑制の観点からの至適血圧目標の設定が可能であることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

一部の個別解析用のデータ整型、成果の論文化にやや時間を要している。国際学会での成果発信や情報収集が計画からの遅れがある。

今後の研究の推進方策

地域一般住民集団ならびに生活習慣病・CKD通院患者集団の既存データを収集・編集し横断的・縦断的な個別の解析を継続する。令和6年度も引き続き各種の生活習慣病・CKDの各種リスク管理の現状と管理目標との乖離(EPG)の実態の把握をさらに進め、EPGのアウトカム(CKD発症、腎機能低下、末期腎不全、心血管病発症、死亡)への影響、その背景因子を主に住民および患者の行動様式(生活習慣・行動指標および行動変容ステージ)や生活習慣(喫煙、飲酒、運動、食事、睡眠など)の面から検討し、成果を発信する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 地域住民集団の降圧管理と腎機能低下速度‐尿蛋白有無別の解析‐2023

    • 著者名/発表者名
      野田 晴也,田中 文隆,菊池 調,旭 浩一
    • 学会等名
      第45回日本高血圧学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 降圧薬服用者の蛋白尿有無別の血圧区分と腎障害進展との関連2023

    • 著者名/発表者名
      野田 晴也、田中 文隆、旭 浩一
    • 学会等名
      第66回日本腎臓学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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