研究課題/領域番号 |
22K11714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
中山 玲子 京都女子大学, 総務課, 副学長 (60172483)
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研究分担者 |
宮脇 尚志 京都女子大学, 家政学部, 教授 (10422966)
岩原 昭彦 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (30353014)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 介護予防プログラム / 健康栄養教育 / 栄養・食生活 / 認知機能 / ポジティブ心理学 / 栄養・健康教育 |
研究開始時の研究の概要 |
活力ある「人生100年時代」を健康に過ごす為に、介護予防(認知症、動脈硬化性疾患、骨粗鬆症、サルコペニア、フレイル等の予防)は重要な社会課題である。特に、良好な栄養・食生活、身体活動・体力の増進、社会参加・社会的な結びつきが重要である。本研究では、都市型高齢社会である京都市東山区をモデルとして、コロナ禍でも対応できるオンラインを活用した栄養・健康教育のためのプログラムを開発し、その効果について、食生活と健康状態、認知機能、心理的な要因、社会参加の機会等との関連について、包括的に検討する。
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研究実績の概要 |
「人生100年時代」を健康に過ごす為に、介護予防(認知症、動脈硬化性疾患、骨粗鬆症、サルコペニア、フレイル等の予防)は重要な社会課題である。特に、良好な栄養・食生活、身体活動・体力の増進、社会参加・社会的な結びつきが重要であるが、With/afterコロナ時代に、独居の高齢者や、歩行機能の障害によって外出することを断念せざるを得ない高齢者が増加することが予測される。本研究の目的は、都市型高齢社会である京都市東山区をモデルとして、コロナ禍でも対応でき、かつ、ポジティブヘルスの介入により、健康増進行動の変容に寄与する、オンラインを活用した栄養・健康教育のためのプログラムを開発し、その効果について、食生活と健康状態、認知機能、心理的な要因、社会参加の機会等との関連について、包括的に検討することである。 令和4年度は、本研究の第一段階として、自立して活動できる京都市東山区在住の高齢者を対象に、対面式の介護予防プログラムの開発を行い、これを改変したオンラインによるプログラムの開発を行うことを目的としていた。また、合わせて食事摂取調査、臨床検査、身体機能の測定、認知機能、心理社会的調査を実施し、食生活と健康状態、運動機能、認知機能、心理社会的な要因等との関連について、横断的な検証を行う予定であった。 被験者募集のため、東山区役所、社会福祉協議会、地区のふれあい広場、京都女子大学栄養クリニックの健康・栄養教室等を通じて、地域住民に本研究の目的を説明し、同意を得られた者を対象とする予定であったが、コロナの第7波(7~9月)及び第8波(11月~3月)があり、本研究の説明会も十分に開催できず、同意を得られた人数も極めて少なかった。被験者を100名~150名とし、今年度の結果より、次年度の被験者のスクリーニングも行う予定であったことから、令和4年度の研究実施は困難であり、実績はほとんどない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度は、自立して活動できる京都市東山区在住の高齢者を対象とし、対面式のプログラムを開発する予定であった。被験者募集のため、東山区役所、社会福祉協議会、地区のふれあい広場等には、挨拶及び研究の進め方等についての協力要請を行った。これらの行政や関係団体、京都女子大学栄養クリニックの健康・栄養教室等を通じて、地域住民に本研究の目的を説明し、同意を得られた者を対象とする予定であったが、コロナの第7波(7~9月)及び第8波(11月~3月)に見舞われ、本研究の説明会も十分に開催できず、同意を得られた人数も極めて少なかった。前述5.に記載のとおり、被験者を100名~150名とし、今年度の結果より、次年度の被験者のスクリーニングも行う予定であったため、コロナの感染状況を窺いながら、計画を練り直したりもしたが、対面式プログラムの介入及び諸項目の測定も含め、全く研究は遂行出来なかった。
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今後の研究の推進方策 |
コロナも感染法上の位置づけが第5類に移行し、徐々に収束に向かっていることから、今年度は、令和4年度に計画していた被験者募集の説明会を開催し、同意を得られた高齢者を対象に、生活習慣(食習慣・運動習慣)、医学的要因(動脈硬化・サルコペニア・フレイル)等を測定し、心理社会的要因と認知機能との関連を横断的に検証する。また、次のステップの介入研究の対象者をスクリーニングし、本来5年度に予定していたオンラインプログラムの開発も並行して進めて行きたい。コロナの感染者が再び増加する可能性もあるが、研究補助の人員も増員して、短期間で多くの測定の実施、及び、介入をしていく予定である。
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