研究課題
基盤研究(C)
肥満と加齢における細胞内代謝変化には多くの共通点が報告されているがオートファジー機能の低下もその一つであり、申請者はオキシトシンが高齢マウスのニューロンでオートファジーを促進することを見出している。Oxt受容体(OTR)はニューロンのみならず末梢組織にも広く発現しており、その多くの機能についてはいまだに解明されていない。本研究の目的は中枢、末梢組織におけるOTRを介したオートファジー促進機構の解明と抗老化作用・寿命への影響を明らかにし、健康寿命の延伸に応用することである。またOTRの緩やかなアゴニストである漢方成分(ナツメ)にも着目し、ナツメの抗老化、寿命延伸作用につても検討する。