研究課題/領域番号 |
22K11762
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 修司 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (30246566)
|
研究分担者 |
本多 彰 東京医科大学, 医学部, 教授 (10468639)
宮崎 照雄 東京医科大学, 医学部, 准教授 (60532687)
下田 貢 東京医科大学, 医学部, 教授 (90332999)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 非アルコール性脂肪性肝疾患 / 膵切除術 / 血清バイオマーカー / コレステロール代謝 / 膵切除 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、膵切除術症例の増加と共に、膵切除術後非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の患者が増加しています。NAFLDは非アルコール性脂肪肝炎、肝硬変、肝がんの発症リスクがあり問題となります。しかし、膵切除術後のNAFLD発生機序としては、膵の内外分泌機能の低下のみならず、大手術に伴う脂質代謝関連栄養素の欠乏やサルコペニア、腸内細菌叢の変化など様々な原因が推測されていますが、対症療法のみです。本研究は、膵切除術後NAFLDの病態診断に必要な血液バイオマーカー分析システムを確立して病態の分類を行い、この解析を用いて最適な治療方法や予防対策について研究を行います。
|
研究実績の概要 |
近年、膵切除術症例の増加と共に、膵切除術後に非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)を発症する患者が増加している。本研究は、膵切除術後NAFLDの病態診断に必要な血液バイオマーカーの分析方法を確立し、膵切除術後NAFLD発症者の病態に合った治療方法の開発行い、最終的には膵切除術後のNAFLD発症を予防することを目標にしている。本研究目標に従って、令和4年度は下記2項目を行った。 (1)本研究に用いるバイオマーカーのうち、通常の臨床検査や市販のキットでは測定できないラソステロール、シトステロール等の脂溶性化合物、各種胆汁酸など両親媒性化合物、マロン酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセチルカルニチン、コリン等の水溶性化合物を、LC-ESI-MS/MSを用いて高感度に分析する方法を確立し、ヒト血清を用いて定量が可能であることを確認した。 (2)同意が得られた患者から、膵切除術または胃切除術(対照)の手術前と手術後に血清サンプルを提供していただき、特殊検査分析用として凍結保存を開始した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
LC-ESI-MS/MSによる血清バイオマーカー分析システムを確立することができた。また、患者血清の収集も予定通り開始している。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度はさらに多くの患者血清を収集すると同時に、実際に血清中のバイオマーカー濃度測定を開始する計画である。
|