| 研究課題/領域番号 |
22K11791
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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| 研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
竹森 久美子 近畿大学, 農学部, 教授 (00288888)
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| 研究分担者 |
増田 誠司 近畿大学, 農学部, 教授 (20260614)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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| キーワード | エラスチンペプチド / 高血圧性腎血管障害 / DPP-Ⅳ阻害作用 / SHRSP / 抗炎症作用 / 炎症 / 生活習慣病 |
| 研究開始時の研究の概要 |
血管内皮細胞の障害、血管壁の肥厚、血管透過性の亢進は腎臓に大きな負担を与え、細動脈の壊死を引き起こす原因になる。腎硬化症は、高齢化やそれにともなう高血圧を背景として進展する疾患であり、新規に人工透析を開始する原因として近年増加している。我々は、高血圧による血管障害を自然に発症するモデル動物に魚類由来エラスチンペプチドを投与して全身の血管を観察したところ、腎臓細動脈の血管壊死が明確に抑制されることを発見した。本研究では、高血圧による腎細動脈壊死の作用機序とエラスチンペプチドによる抑制効果を解明する。また、血管の健全性と関連する糖代謝に対する影響を検討し、生活習慣病予防への有用性について評価する。
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| 研究実績の概要 |
DPP-IV阻害薬はわが国の糖尿病患者の6割以上に処方されていると推定されている。この薬剤は糖尿病治療の他、心不全抑制、腎保護作用など多岐にわたる作用を持つ一方で、過剰な処方は炎症を惹起し、自己免疫疾患を発症するなどの副作用が報告されている。そこで我々は食品成分でDPP-IVを緩やか且つ継続的に阻害することが望ましいと考え、本研究ではDPP-IV阻害活性を持つカツオ動脈球由来Elastin加水分解物(EP)摂取による腎血管保護作用を検討した。 まず、生後10週齢雄性SHRSPを15時間絶食させ、Control群には20%グルコース溶液(1 mL/100 g rat)、Elastin群にはグルコース溶液にEPを1 g/kgになるように溶解させたものを経口投与した。次に、生後12 週齢雄性SHRSPを2群に分け、うち1群に対しElastinを4週間継続投与した(600 mg/kg/day)。 糖液負荷後15分時Control群に比べて Elastin群の血漿GLP-1濃度と血漿インスリン濃度は有意に上昇し、15-60分時の血糖値は有意に低値を示した。また、EPを継続投与したSHRSPでは腎臓が萎縮した個体数は少なく、細小動脈の壊死数は有意に低値を示した。さらに糸球体画分でのDPP-IV、ICAM-1、AT1Rと白血球画分ではDPPIV、Mac-1、AT1R、inducible nitric oxide synthaseの発現が有意に低値を示した。 以上の結果から、EPは高血圧に起因する腎臓の細小動脈内皮細胞と白血球のDPP-IVの発現を抑制し、局所Rennin-Angiotensin Systemの抑制によって血管を保護する、食品由来の機能性物質であることが示された。 他、関連研究として、EPのDPPIV阻害を介する光老化による皮膚変性抑制効果を報告した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
分析機器の故障のため、疾患モデル動物の供給日のずれが生じ、白血球からのiNOS由来のNO産生の形態学的観察、ならびにエラスチンペプチド経口摂取後に血中移行する数種のペプチドによる障害性NO産生量に及ぼす影響に関する実験の進行に遅れが生じている。 そのほかの実験に関しては終了しており、上記の実験以外の箇所についての論文作成準備は順調に進んでいる。
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| 今後の研究の推進方策 |
血球計算機の修理と動物確保の日程調整の目途が立ったため、白血球からのiNOS由来のNO産生の形態学的観察、ならびにエラスチンペプチド経口摂取後に血中移行する数種のペプチドによる障害性NO産生量に及ぼす影響に関する実験は、今年度7月末をめどに終了する予定である。 上記の実験以外の箇所についての論文作成準備を並行して進め、10月末までに論文投稿する計画である。
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