研究課題/領域番号 |
22K11842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
瀬川 波子 福岡大学, 医学部, 准教授 (80352251)
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研究分担者 |
安永 晋一郎 福岡大学, 医学部, 教授 (50336111)
今泉 聡 福岡大学, 医学部, 教授 (60609478)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高比重リポ蛋白(HDL) / HDL機能 / HDL粒子 / 栄養素 / 心血管疾患(CVD) / 食事調査 / 食事パターン / 食品グループ / HDL / 機能 / 抗動脈硬化 / 脂肪酸 |
研究開始時の研究の概要 |
HDL粒子は、コレステロール逆転送、抗酸化、抗炎症、抗凝固、内皮保護など多面的な抗動脈硬化作用を有する。HDLコレステロール(HDL-C)低値は、確立された心血管疾患(CVD)の危険因子である。しかし、CVDのリスク低減には、単にHDL量(HDL-C量にて代用される)の増加を誘導するだけでは十分でなく、HDL機能を強化・改善することが重要であることがわかってきた。また、食事パターンがHDL機能に及ぼす影響が分かっていない。本研究では、CHDリスクを減少する食事パターンがHDL機能粒子種に及ぼす影響を調べ、HDL機能を強化・改善する食品栄養素を同定する。さらに、HDL機能に影響を与える脂肪酸の種類を調べる。
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研究実績の概要 |
血中の高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール(HDL-C)の低値は、心血管疾患(CVD)発症の危険因子として確立されている。HDL粒子は、構造タンパク質であるアポリポタンパク質A1(アポA1)の他に、多種多様なタンパク質を含有し、末梢組織から過剰になったコレステロールを肝臓へと戻すコレステロール逆転送の他、抗酸化、抗炎症、抗凝固、血管内皮細胞保護など、多面的な抗動脈硬化作用を有する。特異的なタンパク質を含有するHDL機能粒子種が、血中において安定な粒子として存在し、分離・分析が可能である。本年度は、健康な食事パターンにおいて三大栄養素の組成がHDL機能粒子種の血中濃度に及ぼす影響を、主成分分析法、OPLS (orthogonal partial least squares projections to latent structures)-DA (discriminant analysis)、network analysisなどの多変量分析法を用いて解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
三大栄養素のHDL機能粒子種の血中濃度に対する影響についての解析結果をまとめている。
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今後の研究の推進方策 |
HDL-C値において性差が存在する。女性が男性より高いHDL-C値を有する。今後、HDL機能粒子種の血中濃度および三大栄養素のHDL機能粒子種の血中濃度に対する影響について、性差との関連を検討する。
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