研究課題/領域番号 |
22K11847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
山崎 聖美 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 主任研究員 (00218439)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食事誘発性熱産生 / 褐色脂肪組織 |
研究開始時の研究の概要 |
エネルギー消費の増加は、肥満やメタボリックシンドローム発症予防及び改善に有効である。食事誘発性熱産生(diet-induced thermogenesis ; DIT)は総エネルギー消費の約1割を占め、一部は褐色脂肪組織(brown adipose tissue; BAT)が担っている。BAT活性化及びDIT亢進はエネルギー消費を増加させ、肥満予防及び改善につながるため肥満症治療や肥満予防のターゲットになると考えられている。そこで、食事、特に未だ不明な点が多い糖やアミノ酸によるBAT活性化及びDITに至る機序解明を行い、さらにDIT亢進に効果的な食事摂取方法について時間的要因を含め検討を行う。
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研究実績の概要 |
エネルギー消費の増加は、肥満やメタボリックシンドローム発症予防及び改善に有効である。食事誘発性熱産生(diet-induced thermogenesis ; DIT)は総エネルギー消費の約1割を占めており、DIT亢進はエネルギー消費を増加させ、その結果肥満予防及び改善につながるため肥満症治療や肥満予防のターゲットになると考えられている。これまでの研究で、砂糖の摂取が褐色脂肪組織内代謝産物に影響を及ぼしDIT亢進につながることを明らかにした。そこで、砂糖による他のDIT亢進機序を明らかにする目的で検討を行なった。今年度は白色脂肪組織について解析する目的で、マウスへの砂糖投与実験を行なった。次に、ロイシン,イソロイシン,バリンといった分岐鎖アミノ酸(branched-chain amino acid; BCAA)が褐色脂肪組織で利用される割合が少ない場合、褐色脂肪組織の活性が低いことが知られている。そこで、BCAAによるDITへの影響について調べる目的で、BCAA混合餌をマウスに投与し代謝測定を行なった。現在解析中である。さらに、これまでの研究で、魚油がDITを亢進することを明らかにした。そこで、24時間のなかでどの時間帯に魚油を摂取するとDIT亢進により効果があるか検討を行なった。 次年度より動物飼育が難しくなることになったため、今年度は動物に対する投与実験を優先させ、サンプル採取およびデータ収集を主に行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね順調に進展しているが、次年度より動物飼育が難しくなることになったため、今年度は動物に対する投与実験を優先させ、サンプル採取およびデータ収集を主に行なった。
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今後の研究の推進方策 |
前年度までに得られた糖、分岐鎖アミノ酸、魚油投与したマウスの代謝測定データから、エネルギー消費量、呼吸商、脂質酸化、グルコース酸化、活動量について解析を行う。また、摂取エネルギー量をもとに食事誘発性熱産生量(DIT)を算出し、DIT亢進について確認を行う。さらに、採取した褐色脂肪組織や白色脂肪組織についてmRNA発現量など解析を行い、DIT亢進に至るメカニズムを明らかにする。
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