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耐糖能異常(IGT)段階で早期に診断を行うための指標の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K11854
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

辰巳 真貴子  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50816759)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード耐糖能異常 / 体組成 / インスリン分泌能 / 経口糖負荷試験 / 検診 / インスリン抵抗性 / インスリン初期分泌 / 合併症
研究開始時の研究の概要

糖尿病の前駆段階である耐糖能異常(IGT)でも心血管疾患のリスクが上昇していることが知られているが、診断が難しく、実態が明らかになっていない。健診受診者のうち年間500人に対して経口糖負荷試験を施行し、その医学的・身体的特徴を明らかにし、早期診断につなげる方法の構築に取り組んでいる。IGTと診断された受診者におけるインスリン抵抗性、インスリン分泌能について解析し、体組成(筋肉量、脂肪量など)、採血データとの関連を調べることで、IGTのスクリーニングに簡便に使える手法を同定していく。耐糖能の悪化の予測因子も同定を予定している。IGTのより早期発見につなげていく方法論を確立したい。

研究実績の概要

2型糖尿病と大血管および細小血管合併症、その他合併症の関連については多くの研究において知られている。しかし、耐糖能異常者に関する研究、耐糖能異常者における合併症、その予防に関する研究や耐糖能異常から糖尿病発症への移行を予防する研究がまだ日本国内において不足している状態である。合併症である疾患の発症抑制は、医療費抑制のために喫緊の課題であり、そのために糖尿病の前段階から予防に取り組むことが重要である。
当検診施設においては、糖尿病発症後である方の割合は少なく、HbA1c5.6%から6.4%の境界域にあたる方、または経口糖負荷試験で境界型の判定となる方の割合が高いのが特徴である。空腹時単回の血糖値、HbA1c値における境界域の方、または経口糖負荷試験において境界型となった方の糖尿病発症予防を引き続き課題として取り組んでいる。
糖尿病発症に抗GAD抗体がどの程度関わりどのような経過をたどるかをみていく後ろ向き研究もその一環として行っており、近日中の論文発表を予定している。こちらは1型糖尿病の発症前段階の観察となるものであるが、糖尿病発症予防につながるものである。
耐糖能異常者の体組成の変化(InBodyによる脂肪量、筋肉量の測定値)と血糖変化の関連については現在研究遂行中である。体組成は多くの健診施設や医療施設で測定はされるようになったが、糖尿病専門の医師以外のスタッフからInBody測定結果を糖尿病発症予防のために十分に生かした説明や指導ができていない状況である。糖尿病専門医でない、一般内科医であっても容易に受診者に説明が可能となるべく研究を継続している最中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

検診業務が過多であり、研究時間が大幅に削られていた。私生活にも時間をとられる事象があった。

今後の研究の推進方策

検診業務は、人員補強で少し減らせており、研究時間が増やせている。本年度中に論文発表にこぎつけるべく、研究時間割合を増やし続けていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] LDLコレステロール検査値以上の鑑別の進め方 二次性脂質異常症を中心に2022

    • 著者名/発表者名
      辰巳真貴子
    • 雑誌名

      Medical Practice

      巻: 40 ページ: 45-48

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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