研究課題/領域番号 |
22K12116
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
佐賀 亮介 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 准教授 (10509178)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 情報可視化 / 辺束化 / 美的価値 / 進化計算 / 計算知能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,進化計算(の一つである, 遺伝的アルゴリズム:GA)による美的価値に基づいた辺束化とノード配置法の改良に関して実施する。辺束化はネットワーク可視化におけるvisual clutterを減少させるための有用な手法である.この手法を"見やすさ"を最大化する最適化問題とみなし,進化計算により実施する方法が提案されている.しかし(1)計算コストの問題,(2)辺束化におけるノード配置が統合的に解かれてない という課題が存在する.そこで,これらの課題を解決するために,①探索範囲の削減、及び分割によるGAの計算速度向上、②個体表現の拡張によるノード配置と辺束化を統合的に解くことを試みる
|
研究実績の概要 |
本研究では,進化計算(の一つである, 遺伝的アルゴリズム:GA)による美的価値に基づいた辺束化とノード配置法の改良に関しての研究を実施している。辺束化はネットワーク可視化におけるvisual clutterを減少させるための有用な手法である.この手法を,”見やすさ”を最大化する最適化問題としてみなし,進化計算の一つであるGAにより実施する方法が提案されている.しかしながら,(1)本問題における計算コストの問題,(2)辺束化におけるノード配置が統合的に解かれてない といった課題が存在する. 本年度は特に課題(2)について実施しており、ノード配置と辺束化を同時に遺伝子に組み込み、最適化を実施する方法を計算している。従来手法では、最終的な辺束化はFDEBなどの従来手法を適用する必要があり、後処理として他の辺束化手法を適用する必要があった。本研究を用いることで、他の辺束化手法を適用する必要がなくなり、一度の遺伝的アルゴリズムの実施でノート配置および辺束化が実現できる。本研究を実施するために、Zhangらが提案しているノード配置法に、Sagaらが提案している手法(GABEB)を合成させ、一つの遺伝子表現として実施している。その結果を、NSGA-IIと呼ばれる手法により算出し、比較した。 また、辺束化についての改善法についての実験結果について提案している。GABEBでは、辺束化を実施しようとしても最終的な結果に誤差が生じてしまい、見かけがよくない。そのため、十分に近づいたであろう制御点を結合しまとめることで、客観的に描画結果を改善している。 これらの本研究成果は、国際会議IVAPP2024などで報告された。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
課題(2)について、論文を投稿し採択されている。また、その計算コストを下げるための方策を提案し、それについても現在投稿中である。
|
今後の研究の推進方策 |
研究計画に基づいて実施していく。
|