研究課題/領域番号 |
22K12216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
鶴田 真理子 宇都宮大学, 工学部, 助教 (80748202)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 男女差 / ラウドネス / 音の大きさ / マグニチュード推定法 / マグニチュード産出法 / 聴覚信号処理 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者はこれまで,音の大きさの評価に男女差が存在し,女性は男性よりも同じ音量の音をより「大きい」と評価することを明らかにした。しかし,音の大きさ評価における男女差にどのような要因が影響を与えているのかは未だに明らかになっていない。そこで,本研究では聴覚情報処理の<感覚器官><脳による知覚><言葉による評価>の各過程における男女差に着目し,音の大きさの評価に男女差が生じる要因を明らかにする。これにより,人間の聴覚情報処理過程およびその男女差の解明に貢献する。さらに,音の大きさ評価における男女差の予測モデルを構築し,男女のどちらにとっても快適な音環境を提供することを目指す。
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研究実績の概要 |
これまで,音の大きさの評価には男女差が存在することが報告されている。本研究課題ではその要因について(1)感覚器官における男女差,(2)脳による知覚過程における男女差,(3)言葉による評価における男女差について検討する。 本年度は(1)感覚器官における男女差について検討するために,聴力レベルにおける男女差の有無の検討を行った。さらに,より低い音圧レベルにおける音の大きさ評価の男女差について実験を行い,検証した。その結果,聴力レベルにおける男女差はいくつかの周波数において認められるものの,一貫したものではなかった。より低い音圧レベルにおける音の大きさ評価実験では,これまでと同様に「大きい」「小さい」などの言葉を用いて評価する場合には男女差が認められるが,言葉を用いない場合には男女差が認められない傾向にあった。この実験結果と聴力レベルの男女差の間に明確な関係性は見いだされなかったことから,音の大きさの評価における男女差は(1)感覚器官における男女差以外の要因が影響している可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画通り実験を遂行することができている。さらに,関連する査読付き論文が1本採録され,国際学会で1件成果発表をすることができた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き研究計画に沿って,他に影響しそうな要因である(2)脳による知覚過程における男女差および(3)言葉による評価における男女差について実験により検討を進める。
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