研究課題/領域番号 |
22K12288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
金井 秀明 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (90282920)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 技能獲得 / 技能定着支援 / 行動変容技術 / 擬似痛覚 / スキー / AI / スポーツ / 技能取得 / スポーツ技能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,スキーを対象に,AI技術やICTによる熟達者のもつ技能の獲得支援を実現する.技能獲得支援には,技能の特徴分析すなわち表出化,表出した技能の伝達,技能の定着化の支援が必要である.本研究では,スキーを対象に「表出化支援」と「伝達支援」の開発を行う. 本研究で実現する技能獲得支援は(1)AI技術による技能の表出化支援,(2)行動変容技術による技能の定着化を促す伝達支援からなる.この研究を通し,AI技術による表出化手法,行動変容技術による定着化を促す伝達手法について明らかにする.結果,技能の定着化を促す技能獲得支援を実現する.
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研究実績の概要 |
本研究では,スキーを対象にAI技術やICTによる熟達者のもつ技能の獲得支援を実現する.技能獲得支援には,技能の特徴分析すなわち表出化,表出した技能の伝達,技能の定着化の支援が必要である.本研究では,スキーを対象に「表出化支援」と「伝達支援」の開発を行う. 本研究で実現する技能獲得支援は(1)AI技術による技能の表出化支援,(2)行動変容技術による技能の定着化を促す伝達支援からなる.この研究を通し,AI技術による表出化手法,行動変容技術による定着化を促す伝達手法について明らかにする.結果,技能の定着化を促す技能獲得支援を実現する. 本年度は,(2)行動変容技術による技能の定着化を促す伝達支援の開発を進めた.本年度対象とした技能としては,「足荷重」である.「足荷重」はスキー技能において,最も大切な技能の1つである.「足荷重」の伝達支援では,触覚情報に Distortion 加工を行った.痛覚刺激制御(冷温制御による擬似痛覚等)によりインソールの任意場所へ の荷重を妨害し,触覚に歪みを与える.技能として「足荷重で母趾球(足裏の親指の付け根部分) を加圧する」ことを実現するために,痛覚刺激制御で踵に荷重しにくくすることで,荷重行動を誘起させる. 次年度は,開発した伝達支援の有効性の検証実験を行う.特に,学習者に対して定着化が促進されたかを検証する また他の技能についても,プロトタイプの開発を進める.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り,技能の定着化を促す伝達支援の開発に着手でき,プロトタイプ開発が順調に進んだ.
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今後の研究の推進方策 |
本年度は「技能の定着化を促す伝達支援」のうち,知覚可能な情報変換及び Distortion 加工の開発を行った.次年度は,開発した伝達支援の有効性の検証実験を行う.特に,学習者に対して定着化が促進されたかを検証する.
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