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大学横断型の学修相談データ活用基盤の構築による情報教育カリキュラムの改善

研究課題

研究課題/領域番号 22K12312
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分62030:学習支援システム関連
研究機関三重大学

研究代表者

森本 尚之  三重大学, 工学研究科, 准教授 (40739447)

研究分担者 奥原 俊  三重大学, 工学研究科, 講師 (10754468)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード学修支援システム / 学習支援システム
研究開始時の研究の概要

本研究では、学修相談データのポテンシャルを生かし得る教育分野として情報教育に着目し、これからのエビデンスに基づく情報教育の学修支援を見据えて、学修相談データの共有データベース化と大学横断的なデータ分析により、学修相談データを活用した情報教育カリキュラムの定量的評価と改善を目的とする。特に、近年情報教育の分野で普及しつつある大学間共通カリキュラムの改善を最終的な目的とする。

研究実績の概要

当該年度は主に、大学におけるカリキュラム再編成を想定し、現行カリキュラムとモデルとなるカリキュラムを比較して、不足授業内容を提案することを目的として研究を行った。カリキュラムによって体系的にまとめられている授業内容を比較し、結果をわかりやすく示すには、単元や分野ごとに分割し比較する方法が考えられる。その分割方法として、本研究では、テキスト分析の分野で一般に使用されている潜在的ディリクレ分配法LDA (Latent Dirichlet Allocation) によるトピック分析を使用した。トピック分析に使用するトピックモデルとは、潜在的意味解析の手法であり、文章を複数の単語の集まりであると考え、それらの単語の共起性に着目して、文章をクラスタリングする。ここで、トピック分析においてトピック数の決定は、生成されるトピックの質を大きく左右する重大な課題であり、一般的にトピック数の評価に用いられるCoherenceやPerplexityなどの定量的な指標に基づいて決定したトピック数でも、人間にとってわかりにくいトピックとなる場合がある。そこで、本研究では、CoherenceとPerplexityを用いた定量的評価と、人間の判断による定性的評価を行い、トピック数を評価した。モデルカリキュラムとして、「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム ~データ思考の涵養~」を使用し、現行カリキュラムとして、データサイエンスを専門とする学科とそうでない学科の差を検証するため、異なる学部の2つのカリキュラムを使用した。これにより、データサイエンスカリキュラムの分析および改善の基礎となる成果を得ることができた。並行して、前年度の研究成果を基にした論文が査読付国際会議に採択され、発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画に沿って、カリキュラム分析・改善手法の研究進捗が得られており、査読付国際会議等での研究発表も行っているため、おおむね順調に進展していると評価する。

今後の研究の推進方策

令和4年度・5年度に研究開発を行った技術を基盤として,次年度以降も当初の研究計画に沿って研究を実施する.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Joint Topic Model with Selected Side Information for Inter-University Syllabus Analysis Focusing on the Variety of Instructional Approaches2023

    • 著者名/発表者名
      Shiga Kentaro、Morimoto Naoyuki
    • 雑誌名

      Proceedings of the 19th International Conference on Intelligent Tutoring Systems

      巻: 2023 ページ: 638-650

    • DOI

      10.1007/978-3-031-32883-1_56

    • ISBN
      9783031328824, 9783031328831
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 現在/これからの情報教育について2023

    • 著者名/発表者名
      末原憲一郎, 奥原俊, 森本尚之
    • 雑誌名

      三重大学高等教育研究

      巻: 30 ページ: 49-51

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ぺた語義:三重大学のノートPC必携制度の5年間とこれから2022

    • 著者名/発表者名
      森本 尚之
    • 雑誌名

      情報処理

      巻: 64 号: 1 ページ: 10-13

    • DOI

      10.20729/00222706

    • 年月日
      2022-12-15
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 授業形態の多様化に着目した大学横断型シラバス解析のための精選補助情報結合トピックモデル2022

    • 著者名/発表者名
      志賀 憲太郎、森本 尚之
    • 雑誌名

      人工知能学会研究会資料 先進的学習科学と工学研究会

      巻: 96 号: 0 ページ: 07

    • DOI

      10.11517/jsaialst.96.0_07

    • ISSN
      1349-4104, 2436-4606
    • 年月日
      2022-11-10
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 自然言語処理におけるデータ拡張の強度とモデル性能の関係2023

    • 著者名/発表者名
      和田 翔熙, 森本 尚之
    • 学会等名
      情報処理学会 第86回全国大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 多要素認証を「使ってもらう」ためのユーザーコミュニケーションとは ー情報セキュリティとユーザー意識のバランスを考えるー2023

    • 著者名/発表者名
      森村吉貴, 近堂徹, 尾崎拓郎, 森本尚之
    • 学会等名
      大学ICT推進協議会 2023年度 年次大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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