研究課題/領域番号 |
22K12328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 広島商船高等専門学校 |
研究代表者 |
藤原 宗幸 広島商船高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00881004)
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研究分担者 |
平嶋 宗 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (10238355)
木下 博義 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (20556469)
林 雄介 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (70362019)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 三角ロジック / 論理的思考 / 批判的思考 / 学習支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
他者が行った立論の論理構造を推定することは,批判的思考を促す活動であるとされてい る.本研究では,他者立論の論理構造の再構成をソフトウェア上でインタラクティブに行え る学習課題を開発し,その課題を組み込んだ授業を設計・実践するとともに,批判的思考力 の育成効果を評価する.
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研究実績の概要 |
本研究では,演繹的三角ロジック組立演習を行う群と,SPI対策問題集を用いた演習を行う群を設け,論理的思考調査問題に対する演習の事前事後の学習効果の比較実験を行った.結果として,両群ともに事前事後間の学習効果が確認でき,両群間の差は確認できなかった.この結果は演繹的三角ロジック組立演習が論理的思考力向上を目的とした場合,SPI対策演習と置き換え可能であることを示唆するものである.また,アンケート調査の結果から,演繹的三角ロジック組立活動に対する理解度が高い被験者群により学習効果が見られたことを示唆する結果も得た.これらの結果より,演繹的三角ロジックを用いた授業を設計・開発することの妥当性と必要性が示せたと考えている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
繹的三角ロジック組立演習を行う群と,SPI対策問題集を用いた演習を行う群を設け,論理的思考調査問題に対する演習の事前事後の学習効果について同等であることが確認できた。 演繹的三角ロジック組立活動に対する理解度が高い被験者群により学習効果が見られた。
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今後の研究の推進方策 |
批判的思考力を継続的に行うことで受講者の基礎的な比較を行い,学習者の再構成活動のデータを分析し,再構成活動としての傾向を抽出するとともに,活 動のパターンと批判的思考力に関するスコアとの関係を分析する.
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