研究課題/領域番号 |
22K12504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
古川 柳蔵 東京都市大学, 環境学部, 教授 (60420006)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ナラティブ / 行動変容 / ものづくり / 食 / 食品ロス / くさりかけ野菜 / オントロジー工学 / ライフスタイル / イノベーション / 価値転換 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ナラティブ・アプローチを用いて対話モデルを設計し、ボトムアップ型でライフスタイル転換及び定着を促すメカニズムを明らかにする。分析においては、オントロジー工学による行為分解木手法を用い、ライフスタイル転換及び定着の外部要因や内部要因を分析する。対象分野は、食及びものづくりにかかわるライフスタイルとし、地方住民から利便性を重視する都市住民にどのような情報をどのような対話モデルで提供すれば、意識変化や行動変容、その持続性を促すか、どの程度の効果があるのかについて明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究では、地方住民から利便性を重視する都市住民にどのような情報を対話モデルで提供することにより意識変化や行動変容、その持続性を促すか、どの程度の効果があるのかについて明らかにするものである。対象分野は、食及びものづくりにかかわるライフスタイルとし、行動変容を促す方法にはナラティブ・アプローチを用いる。具体的にはライフスタイル転換のテーマに関して従来から被験者に存在するドミナント・ストーリーをオータナティブ・ストーリーに変えるためにあらかじめ設計された対話モデルを構築して用い、被験者の中でライフスタイルの意味づけが変化した段階で対話を終了し、対話前後の意識や行動変容を分析する。意識や行動変容のプロセス分析についてはオントロジー工学を用いた行為分解木及びアンケートによる多変量解析により分析する。本年度は、未利用資源を活用する意味やプロセスについて地方の産地から都市住民へ情報発信し、その未利用資源を活用したものづくりを体験できるWSを開催し、対話を通して都市住民に未利用資源を活用したものづくりをすることに関する新たな自分の物語をイメージしてもらい、住民にとっての未利用資源活用の新たな意味づけや意識への定着を促すために、日本の複数地域において、食及びものづくりに関するナラティブ事例をヒアリング調査により6事例収集した。具体的に、人がどのようなナラティブをもって丁寧な食やものづくりをしているのか、それらのナラティブについて、オントロジー工学の行為分解木作成により行為、方式、不具合プロセスなどから成る概念構造の制作を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ものづくりに関するナラティブの実証研究へ移行する段階でありおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
食及びものづくりに関するナラティブ事例を行為分解木で記述し、どのような構造をしたナラティブ情報を提供することにより、どのように意識、行動、価値観が変化するかについて分析する。
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