研究課題/領域番号 |
22K12572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
柿崎 一郎 横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 教授 (00315821)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | タイ / 日本軍 / 連合軍 / 第2次世界大戦 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は第2次世界大戦後のタイにおける戦後処理について、タイ政府と連合軍の関係性を現場レベルで解明することを目的とする。これまでの終戦後のタイと連合軍の関係に関する先行研究では、タイ政府と連合軍との間の交渉を為政者や軍高官など「上からの視点」でとらえたもののみであり、実際にタイ国内各地で相互に接触したタイ官憲・住民や連合軍兵士の関係性といった「下からの視点」でとらえた研究は存在しないことから、本研究では終戦後にタイに入ってきた連合軍兵士とタイ側の担当機関の間の様々なやり取りに関する文書から、現場レベルでのタイ側と連合軍側の関係性の実像を解明することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本年度は本研究の初年度となることから、先行研究の入手とタイにおける資料収集を中心に研究を進めた。コロナによる行動制限もほぼなくなったことから、予定通り8~9月と3月にそれぞれ4週間ずつタイへの資料収集を行い、主要な資料の保存先であるタイ国立公文書館に通って資料の探索を進めた。本研究の主要な情報源となるのが軍最高司令部文書であるが、この文書は複写ができないことから、必要な情報をパソコンに入力する必要があり、探索には非常に時間がかかることになる。今年度は計8週間の滞在を行い、おおむね予定通りの進捗であったが、この作業は引き続き次年度以降も継続して進める必要がある。パソコンに入力したデータはそのままデータベースとして活用することになり、今後データの蓄積が進めばこれを用いてテーマ別のデータベース作成が可能となる。国内においては日本語で刊行された本を中心に先行研究の入手を行った。まだ十分な資料が集まっていないため、データの分析作業には着手していないが、今後資料探索が進展して十分なデータが蓄積できた段階でテーマ別のデータベースの作成を行い、それを用いて分析を行うことになる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに2回のタイにおける資料収集を行い、必要な資料を入手することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度も引き続きタイにおける資料収集を行い、作成しているデータベースの充実化を図る。
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