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植物方言を地域研究資料として位置付けるための実践的な研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K12582
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関千葉県立中央博物館

研究代表者

島立 理子  千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (00332354)

研究分担者 川村 清志  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (20405624)
大久保 悟  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, グループ長 (30334329)
吹春 俊光  千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (50250147)
小田島 高之  千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (70250131)
柴崎 茂光  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90345190)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード植物方言 / 植物利用 / 民俗知 / 古写真 / データベース
研究開始時の研究の概要

方言はその地域の歴史や文化を表す重要な資料である。しかしながら、地域研究において、方言は十分に活用してこなかった。特に植物方言は、地域の自然と文化の歴史・変遷本研究では、地域の自然と文化の歴史・変遷を表す資料である。本研究は、植物方言、写真、民俗使用例を結び付けた誰もが利用・活用できるシステムを構築、公開することによって、植物方言を地域の総合的な理解に役立つ資料として活用できるようにする実践的な研究である。

研究実績の概要

本研究の成果の1つとして位置付けている、「千葉県の植物方言」(1971年刊行)のデータベース化の準備のために精査を行った。刊行から50年以上が経過しており、記載されている市町村も現在のものとは大きくかわっているため、新しい標記に変更するなどの作業を行った、一方でこの作業によって、方言を採集した地域が点として落ちなくなる(現在の行政区画は大きい)というデメリットも発生するが、使い勝手を優先することとした。
「日本植物方言集成」 に収められている方言と「千葉県の植物方言」も適宜行っており、方言の分布について検討をはじめた。
さらに、「千葉県の植物方言」所収の植物利用についてもまとめた結果、ここ50年間で植物利用が著しく減少していることが明らかになったとともに、利用方法も変化していることがわかった。「千葉県の植物方言」によれば、節分に家の戸口にトベラを指している例が散見されるが、1980年代以降の自治体誌の民俗編によれば、トベラを利用しているところは見当たらない。この間の変化であることがわかった。
博物館で収蔵している写真資料の整理、データベースの作成のための植物名および方言名についての入力を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

オンラインによる研究会だけでなく、今年度は対面による研究会も実施し、野外調査も行った。
データベース構築に向けて、「千葉県の植物方言」の精査も順調である。

今後の研究の推進方策

今年度は最終年度にあたるため、「千葉県の植物方言」のデータベースづくりを進める。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 定期市を歩く2023

    • 著者名/発表者名
      島立理子 川村清志 小田島高之
    • 総ページ数
      122
    • 出版者
      国立歴史民俗博物館
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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