研究課題/領域番号 |
22K12586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
千足 耕一 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70289817)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | エコツーリズム / 熟練ガイド / セーフティマネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、水圏を活用したエコツーリズムに携わる熟練エコツアーガイドのセーフティマネジメントについてレジリエンスエンジニアリングの視点から、その特徴と構造を明らかにすることにより、エコツーリズムにおける、より進んだセーフティマネジメントに活用することを意図するものである。 1)現場の経験から得られた実践知を明らかにする 2)セーフティマネジメントの枠組みを再構築する 3)研究成果について、エコツーリズムの現場のみならず、学校教育や生涯学習・生涯スポーツの現場にもフィードバックを行う
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研究実績の概要 |
本研究は、水圏を活用したエコツーリズムに携わる経験豊かなエコツアーガイドのセーフティマネジメントについてレジリエンスエンジニアリングの視点から、その特徴と構造を明らかにすることを目的とする。 本年度は、カヤック・カヌー、ダイビング及びスノーケリングに取り組む経験豊かなエコツアーガイドおよび自然体験を提供する人々を対象として、レジリエンスエンジニアリングの視点から、システムをレジリエントにする要素としての能力や実践行動について聞き取り調査を実施し、得られたデータを質的に分析する作業に取り組んだ。 本年度は、日本野外教育学会第25回大会(鹿児島大学,2022年10月)において、「ダイビングガイドのセーフティマネジメント-聞き取り調査の枠組みと調査事例-」を発表し、SCUBAダイビングの熟練ガイドの取り組みについて、事例的に示した。また、同学会において「ネイチャーガイドのセーフティマネジメント」と題した自主企画シンポジウムを開催し、熟練カヤックガイドと山岳ガイドの2名に、ネーチャーガイドのセーフティマネジメントについて、時系列に解説してもらい、参加者とのディスカッションを実施した。 この他、ダイビングガイド6名とカヤックガイド10名から聞き取り調査を実施し、データを分析中である。また、調査対象者を機縁法により依頼を進めている。 カヤックガイドの聞き取り調査を基に、学会発表の準備を進め、令和5年度に発表予定である。(2023 International Conference of Sport, Leisure and Hospitality Management)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査対象者としての熟練ガイドを対象とした聞き取りはおおむね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度においては、パドリングガイドを対象とした聞き取り調査を集約して、研究論文を投稿する予定である。また、ダイビングガイドのデータ収集を進める予定であり、論文化を視野に入れている。令和5年7月にバックカントリースキーのガイドへの聞き取りを開始する計画である。
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