研究課題/領域番号 |
22K12612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
宮本 結佳 滋賀大学, 教育学系, 准教授 (00610239)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アートツーリズム / 現代アート / 観光社会学 / 瀬戸内国際芸術祭 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、アートツーリズムを通じた観光まちづくりに焦点を当て、アートツーリズムを契機とする移住の増加という新たな動向が観光まちづくりにいかなる影響を与えているのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究では、アートツーリズムを通じた観光まちづくりに焦点を当て、アートツーリズムを契機とする移住の増加という新たな動向が観光まちづくりにいかなる影響を与えているのかを明らかにすることを目指す。日本国内において、地域の自然環境や歴史を生かしたアートプロジェクトが展開されるようになって一定期間が経過し、各地で「アートツーリズムを契機とする移住の増加」という新たな動向が生起している。観光客や作家の移住に伴い、住民・作家・観光客という各アクターは重層性、動態性を持つものになりつつある。 本研究ではこの点をふまえてアクター間の相互作用を分析し、相互作用を通じてどのような資源が創出されるのかを明らかにすると共に、移住を安定的に可能とする諸条件を析出することを通じて、アートツーリズムを通じた観光まちづくりの可能性を描出していく。 本研究では、アートツーリズムを契機とする移住の増加で注目を集める瀬戸内海島嶼部を中心に調査を実施する。 2023年は引き続き各アクターへの聞き取り調査を行うとともに、オンラインデータベースを活用してアートプロジェクトに関連する資料を収集した。 また、これまでの研究成果をまとめ、論文「アートと地域社会-どのように関わってきたのか、今後どう関わり得るのか」(『都市問題』第114巻8号p82-88)を執筆した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査対象であるアクターへの聞き取り調査を実施することができた。またオンラインデータベースを活用してアートプロジェクトに関連する資料を収集することができた。
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今後の研究の推進方策 |
調査地においては、調査が可能な研究協力体制が構築されているため、引き続き瀬戸内海島嶼部において複数のアクターを対象に調査を実施する。またアートツーリズム、観光まちづくりに関する先行研究の検討を継続し、理論と実証の接合につとめていく。
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