研究課題/領域番号 |
22K12721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 (2023) 城西国際大学 (2022) |
研究代表者 |
長尾 宗典 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10826241)
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研究分担者 |
中野目 徹 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70241750)
田中 友香理 筑波大学, 人文社会系, 助教 (90756280)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 博文館 / 坪谷善四郎 / 史料保存 / 出版文化 / 大橋図書館 / 雑誌メディア / 雑誌 / 史料研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、第一に加茂市立図書館所蔵の坪谷善四郎史料の全容を明らかにし、目録刊行によって今後の研究の利便性を向上させ、第二に坪谷日記・書簡の一部を翻刻することによって明治期の雑誌編集者と著者のやりとりの過程を解明することで、明治時代の雑誌『太陽』の誌面分析を進め、第三に坪谷以外の博文館関係資料にも目配りすることによって、雑誌メディアから見た明治時代の思想文化についての理解を深めていくこととする。
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研究実績の概要 |
本研究は、「近代日本において、雑誌メディアの生産・流通・保存の過程とは同時代の思想の発展にどのように関連したかを総合的に把握する」という「問い」の解決に向け、具体的に雑誌『太陽』の記事分析と博文館に関する一次史料の読解を組み合わせ、博文館の雑誌出版活動の特質を解明することを目的とし、①新潟県加茂市立図書館所蔵の坪谷善四郎資料の全容を明らかにする。研究成果として資料目録を刊行することによって、今後の研究の利便性を向上させる。②坪谷資料の日記、書簡類の一部を翻刻し、編集者と著者のやり取りを具体的に解明することで、明治時代の雑誌『太陽』の誌面の理解に新たな知見を加える。③あわせて、坪谷資料以外の博文館関係資料や博文館以外の明治時代の雑誌発行に関する調査・検討を進め、雑誌メディアから見た明治の思想文化の理解を深める。の3つを課題としている。 今年度は前年度に続き①の作業を進め、加茂市立図書館に保存されている史料の点数確認と写真撮影を実施した。その結果、書簡類・絵葉書の全点撮影を完了し、目録の編成作業に進んでいる。また、③について、東京港区にある三康図書館所蔵資料のなかに博文館関係、坪谷関係の資料を発見し、並行して調査を進めている。
また、課題②に関連して、研究代表者の長尾は博文館が設立した大橋図書館に関する論文を執筆し、その他、坪谷の関与や博文館の雑誌『太陽』の記述に関わるいくつかの論文を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は加茂市立図書館に複数回訪問し、目録作成の方針について打ち合わせを行うとともに、夏季および1~3月にかけて集中的に同館を訪問し、所蔵資料の写真撮影を実施し、書簡等、必要な部分の撮影が完了した。
最終年度の目録編纂に向けての準備も進めているところである。
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今後の研究の推進方策 |
加茂市立図書館で撮影が完了した日記、書簡類のデータを元に目録の入力作業を進め、夏季に仮目録を作成。9月までに現物との照合作業を行い、年度内に目録の刊行を目指す。
また、今年度は本研究課題に関する研究成果の発表を引き続き行い、学会発表、論文の公刊も進めていくつもりである。
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