研究課題/領域番号 |
22K12725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
兼松 篤子 中京大学, 工学部, 講師 (70840461)
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研究分担者 |
遠藤 守 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (90367657)
中 貴俊 中京大学, 工学部, 准教授 (00510843)
山田 雅之 中京大学, 工学部, 教授 (90262948)
宮崎 慎也 中京大学, 工学部, 教授 (50257581)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | STEAM教育 / プログラミング教育 / 学習コンテンツ / 産官学連携 / オープンデータ / 人材育成 / デジタル社会 |
研究開始時の研究の概要 |
新学習指導要領の導入により,STEAM教育の推進やプログラミング教育の拡充が求められている.本研究ではデジタル社会の実現に向けた人材育成として,STEAM教育推進のための学習コンテンツ開発と産官学連携による実践的な活用を目指す.自治体の教育関連施設や地元企業,教育現場と連携を行いながら実施するとともに,本研究にて開発した学習コンテンツや実践手法についてはオープンデータとして公開を行う.
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研究実績の概要 |
新学習指導要領の導入により,初等中等教育においてSTEAM教育の推進やプログラミング教育の拡充が求められている.本研究ではデジタル社会の実現に向けた人材育成として,STEAM教育推進のための学習コンテンツ開発を行うとともに,それらの実践的な活用について自治体やその教育関連施設,地元企業らとの産官学連携によって創出することを目指す. 令和4年度は,STEAM教育推進に向けた学習コンテンツ開発を行うにあたり,STEAM教育に関する調査と学習コンテンツに関する検討・選定を行った.また,ビジュアルプログラミング言語Processingを用いたジェネラティブ・アートの制作によるSTEAM教育推進のための学習コンテンツの試作に取り組んだ.主要科目と同じくプログラミング教育も段階的な学習ステップを踏む必要があることや図形の定義等について学ぶ時期などの理由から,小学校の中学年から高学年を想定した学習内容を初級レベル,中級レベル,上級レベルと3段階に難易度を分けて試案した.今後,対象とする学年やそれに対応する学習内容を増やし,充実させていくことを想定している.また,研究計画において,次年度に開発した学習コンテンツの実証実験を予定,最終年度には開発した学習コンテンツをオープンデータ(CCBY)として公開する予定としていることから,今後に先立ち自治体やその関連組織(関連施設),地元企業との協働の取り組みの中で,地域においてオープンデータの利活用を前提とした産官学連携による取り組みが可能であることについても確認した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画において,令和4年度に予定していた学習コンテンツ開発については概ね計画に沿って進んでいる.しかし,試作した学習コンテンツのフィールドにおける試行については,新型コロナウィルスの感染者が増加傾向になる時期があり,地域における状況も安定しないことから試行を見送ったため予定より遅れている.令和5年5月8日から新型コロナウィルス感染症は5類感染症へ移行となったことからも,感染防止に努めながら今後できる限り早い時期にフィールドでの試行を実施したいと考えている.
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は前年度に試作した学習コンテンツを用い,研究フィールドにおける試行や実証実験を行うことを予定している.また,実証実験の結果をもとに評価を行い,不十分な箇所があった場合には改良を行う予定である.自治体やその関連施設,企業等との産官学連携によって実践的な活用を目指す.
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