研究課題/領域番号 |
22K12731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
池内 淳 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (80338607)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 図書館評価 / 社会的価値 / 経済的価値 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、公共図書館がコミュニティにもたらす価値や影響を測定するための手法の構築と実証的分析を行うことを目的とする。具体的には、(1)自治体における多様な社会経済統計と公共図書館との相関関係を検出し、それらの間に因果関係があるかどうかを検証する。つぎに、(2)ヘドニックアプローチを用いて、図書館を設置した地域の地価や人口動態にどのような変化が起こっているのかを明らかにする。さらに、(3)全国規模のウェブアンケート調査を実施し、図書館の利用者だけではなく、非利用者を含む市民が公共図書館にどのような価値を見出しているのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
近年、社会教育施設としての図書館の基本的機能に加えて、公共図書館をコミュニティ形成の核となる施設として位置づけ、地域振興や中心市街地活性化、賑わい創出などまちづくりの一環として図書館を設置する地方公共団体が増加している。この要因の一つとして、図書館の認知度と利用度の高さが挙げられる。また、第二の要因として、図書館設置のための財源確保の多様化が挙げられる。したがって、図書館は従来からの情報サービスの推進や社会教育の振興といった役割にとどまらず、コミュニティ全体のまちづくりに資する施設としての機能を期待されるようになっている。しかしながら、公共図書館が地域社会に対してどの ような影響や価値をもたらしているかに関する実証的研究は十分に行われているとは言えない。そこで本研究では、(1)自治体における多様な社会経済統計と公共図書館との相関関係を検出し、それらの間に因果関係があるかどうかを検証する。つぎに、(2)ヘドニックアプローチを用いて、図書館を設置した地域の地価や人口動態にどのような変化が起こっているのかを明らかにする。さらに、(3)全国規模のウェブアンケート調査を実施し、図書館の利用者だけではなく、非利用者を含む市民が公共図書館にどのような価値を見出しているのかを明らかにする。以上の研究を通じて、公共図書館の社会的価値を測定するための標 準的な手法を構築することを目的とする。今年度は、ヘドニックアプローチを用いて、公共図書館設置による自治体への効果の分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、ヘドニックアプローチを用いて、公共図書館設置による自治体への効果の分析を行ったが、年度内に成果発表を行うことができなかったため、(3)やや遅れていると自己評価した。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、引き続きヘドニックアプローチを用いて、公共図書館を設置した地域の地価や人口動態にどのような変化が起こっているのかを実証的に明らかにするとともに、研究全体の総括を行う。
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