研究課題/領域番号 |
22K12737
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
角田 裕之 鶴見大学, 文学部, 教授 (30454961)
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研究分担者 |
孫 媛 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00249939)
西澤 正己 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00281585)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プレプリント / COVID-19 / 計量書誌学 / 学術情報流通 / 図書館情報学 |
研究開始時の研究の概要 |
学術情報流通に与えるプレプリントの影響:新型コロナウイルス感染症の研究開発推進は図書館情報学に関する研究に留まらず図書館情報学から医学情報流通の発展に寄与することにより広く国際社会に貢献することを主たる目的とし将来の学術情報流通における主要な実施者として期待する若手研究者(以下、大学院生を含む)の育成も副次的な目的とする。本研究課題は平成31年に採択された科研費研究課題オープンサイエンスの視点から見たプレプリントの影響の研究-新学術情報流通の解明-を遂行中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するプレプリントの増加が観測されたことに基づき現状の調査と要因の分析を目的に計画された。
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研究実績の概要 |
令和4年度(2022年度)は、研究開始の初年度である。本年度では、COVID-19のmedRxivとbioRxivにおける学術コミュニケーションにおけるプレプリントの役割を明らかにすることを目的とした。 まず、COVID-19のプレプリントは、medRxivとbioRxiv(以下、M&B)の主題分類に基づいて定義した。2020年1月から2022年12月までのプレプリントメタデータを、M&Bのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を用いて収集した。 ほとんどのジャーナルで,medRxivのCOVID-19プレプリントの割合は50%を超えていたが、bioRxivのCOVID-19プレプリントの割合は10%未満であった。図3は、M&Bの掲載率の推移を示したものである。M&Bの公開率は、時間の経過とともに上昇している。 2020年から2022年にかけて、M&Bには一定数の投稿があること分かった。特に、2020年前半は、COVID-19のプレプリントの割合が急増し、2020年1月の37件(1%)から2020年5月には1,961件(33%)となった。COVID-19のパンデミック宣言後、病院スタッフの診断や治療を支援するために研究成果の迅速な共有が求められ、多くの研究者がCOVID-19に関する研究成果をプレプリントで発表したことが、今回のデータから裏付けられた。査読プロセスの環境も変化し、査読プロセスの改善により、COVID-19のプレプリントの査読が優先された。COVID-19パンデミックのような新しい学術的ホットスポットが突然現れたとき、研究者は成果を共有するためのプラットフォームを必要とした。今回の定量調査では、プレプリントは学術的ホットスポットに応じ、学術コミュニケーションの即時性において重要な役割を担っていることが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画通りに進展している。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策は、COVID-19を主題とした文献と非COVID-19を主題とした文献について、査読期間、国別の状況を比較検討する。
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