研究課題/領域番号 |
22K12842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
今滝 修 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60437697)
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研究分担者 |
植村 麻希子 香川大学, 医学部, 助教 (00710188)
久保 博之 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (30746681)
石田 智也 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (40933015)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | がん化学療法 / 脳波 / 体内時計 / 概日周期 / 睡眠障害 / 抗がん化学療法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の主目的は「抗がん化学療法患者における脳波モニタリグの有用性を検証する」ことである。当院で入院し抗がん化学療法を受けるがん患者を対象に、携帯型の脳波測定器を用いて化学療法開始時から24時間の連続モニタリングを行う。化学療法と脳波変化の関係をいくつかの指標を評価項目として、それらが脳波変化で予想や定量できるかを質的に評価する。評価する指標として有害事象、QOL、感染症の有無、感染症の種別、など臨床的な項目を用いる。加えて、脳波の解析結果から、睡眠の質に重要とされるNREM睡眠時間を脳波モニタリングのアウトカムとし、それらと抗がん化学療法による有害事象との関連を調べる。
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研究実績の概要 |
抗がん化学療法中の患者において脳波を測定し、合併症の発症併発における脳波測定に有用性を検証するのが本研究の目的である。本研究の主目的は「抗がん化学療法患者における脳波モニタリグの有用性を検証する」ことである。 想定される各種の病状における脳波の変化を読み取る。本研究では以下の三つの場面におい て脳波の所見が病態の診断治療に有用なのではないかと仮説した。以下の多面的な観点で研究を行っている。(1)嘔気のコントロール。→REM睡眠のモニタリングにより嘔気対策の効果判定に利用。(2)化学療法中発熱の鑑別。→感染症や反応熱など発熱の原因を鑑別できるか検証。(3)睡眠障害と治療効果の関係。→睡眠が免疫状態を改善し治療効果に影響するか確認。現在、脳神経学的にどの波形をモニタリングするかを検討している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
脳波測定の機器は選定済みであるが、費用の調整およびそれに伴う研究実施患者数の設定に時間を要している。臨床的な有用性の理論的背景について確証が取れず臨床試験の遂行が開始できていない。
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今後の研究の推進方策 |
臨床的な理論的背景について再検討を行う。
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